鈴峯 紅也『警視庁公安J』読了 | バブル期のシステム屋の長いつぶやき

バブル期のシステム屋の長いつぶやき

10年の沈黙を破って、復活を目指すシステム屋のくだらないつぶやきです。

 

内容(「BOOK」データベースより)

幼少時に海外でテロに巻き込まれ傭兵部隊に拾われたことで、非常時における冷静さ残酷さ、常人離れした危機回避能力を得た小日向純也。現在、彼は警察庁のキャリアとしての道を歩んでいた。ある日、純也との逢瀬の直後、木内夕佳が車ごと爆殺されてしまう。背後にちらつくのは新興宗教“天敬会”と女性斡旋業“カフェ”。真相を探ろうと奔走する純也だったが、事態は思わぬ方向へ…。書下し。

 

幼少期にテロで親を殺され、

 

傭兵部隊に拾われた経歴を持つ

 

キャリア・小日向純也の公安捜査を描いた物語。

 

過去の過酷さ、

 

現在の孤独、さらに絶望が

 

渦巻く中で、絶望に立ち向かい、

 

絶望を希望、夢に変えていく信念は

 

厳しい選択を強いるが、

 

他人に対する優しさと救いが見えてくる。

 

弱いと認めることが、

 

強さ、夢、希望の力になる。

 

絶望を乗り切る力になる。

 

必ずしも死ぬことが力ではない。

 

諦めず立ち向かうことが大事。

 

そういう想いが伝わってくる。

 

覚悟を持つとかではなく、

 

ただ、諦めないことが闇を

 

切り裂き光を得ること。

 

世の中、闇の中でも

 

光は必ずある。