内藤了『BURN 下 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』読了 | バブル期のシステム屋の長いつぶやき

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10年の沈黙を破って、復活を目指すシステム屋のくだらないつぶやきです。

 

内容(「BOOK」データベースより)

国際テロ組織「CBET」の目論見を阻止するために大きな覚悟を決めた猟奇犯罪捜査班の面々。彼らのアジトと思われる廃墟を突き止め現場へ向かおうとしたそのとき、捜査班をサポートしてきた田中管理官の車が路上で燃えているという情報が入った。そして廃墟でも火事が発生、現場では凄惨な殺人の痕跡が発見される。廃墟をあとにした比奈子は組織のトップ・ミシェルに拉致されて…。大人気警察小説シリーズ、ついに本編完結!

 

シリーズ完結。

 

ホラー小説にしては、

 

なかなか心の残る作品。

 

猟奇殺人の裏に人の心理、

 

生きることの価値と

 

責任を読んでいる人に植え付ける内容だった。

 

殺人という犯罪の贖罪は必要であるが

 

その人の持つ能力とは別。

 

能力は能力として認め、

 

罪は罪として償い、赦しを得る。

 

命の尊さと生きることの儚さを感じさせる。

 

人は必ず死ぬ、死なない人間はいない。

 

だから、生きることは儚いが命は尊い。

 

死ぬことは必然、原理原則だから、

 

永遠に生きることを求めてはならい。

 

今を懸命に前向きに生きるからこそ、

 

命は尊く、生きることは責任があると思う。