そうだったのか!な漢字3
先日、日本人の国語力が低下していることが話題になっていました。
そこで今一度、自分の知識を再確認してみましょう
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次の熟語のうち、表記が正しいものを選んでください。
(ア)興味深々
(イ)意味深長
(ウ)画竜点晴
(エ)羊頭苦肉
①(ア) ②(イ) ③(ウ) ④(エ) ⑤すべて正しい
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正解は、②(イ)が正しい表記です。その他の3つは間違っています。それでは、間違っている熟語について、正しい答えを確認しましょう。
(ア)×興味深々 → ○興味津々
(ウ)×画竜点晴 → ○画竜点睛
(エ)×羊頭苦肉 → ○羊頭狗肉
いずれもとてもよくある間違いとして知られています。わかっていてもうっかりして間違ってしまうかもしれません。
(ア)の「興味津々」の読み方は「きょうみしんしん」。
意味は興味があとからあとからわいて尽きないさま。「興味深い」という言葉があるので、「深々」と書いてしまう人が多いようです。
(イ)の読み方は「いみしんちょう」
その意味は、ある表現の示す内容が奥深くて含みのあること。表面上のほかに別の意味が隠されていること。また、そのさま。実はこの熟語も間違えやすく、「意味慎重」「意味深重」と誤ってしまいます。
(ウ)の「画竜点睛」の読み方は「がりょうてんせい」です。
読み方も「がりゅう」と間違って読んでしまうことがありますので要注意です。意味は、最後の大事な仕上げ。また、物事の全体を引き立たせる最も肝心なところ。「睛」とは「ひとみ(瞳)」の意味があることを覚えると「晴」と間違えなくてよいでしょう。
この熟語の成り立ちは、中国、梁の絵師が金陵の安楽寺の壁に描いた竜がひとみを描き入れるとたちまちにして天に昇った、という故事成語です。「画竜点睛を欠く」(肝心なことが抜けている意)と用いられることが多いようです。このまま使い方も覚えましょう。
(エ)は「ようとうくにく」と読みます。
慣用句の、「羊頭を掲げて狗肉を売る」の略です。看板には羊の頭を掲げながら、実際には犬(狗は犬の意味)の肉を売る意味から、見せかけばかりが立派で、実質が伴わないことの例えとなっています。「苦肉の策」という言葉があるので、混同してしまうようです。