費用収益対応の原則
最近、ふと思い出したのが、10年以上前に財務諸表論の受験の際に学んだこの会計理論です。
費用収益対応の原則とは、一会計期間に実現した収益と実現収益に対応する費用とをもって、期間損益を算定する原則である。
収益は実現主義、費用は発生主義で認識し、期間損益の算定にあたっては発生主義で認識した費用のうち実現収益と因果関係があるものを当期の費用とし、それ以外の費用は翌期以降に繰延べることとなります。
会計学では期間損益計算という概念があり、一会計期間を基準としているため、成果である収益が決定された後に努力たる費用を決定して損益計算を行っています。
すなわち、期間損益計算では収益が先で費用が後からついてくるようになっているんです。
会計学的にはごく当たり前のことですが、現実の世界は違いますよね。
企業の経営活動においては、費用の支出があって収益があがる。個人的な生活の面においても同じことが言えます。
物事はすべて努力をして成果があらわれるはずなんです。
ただし、最近の世の中はちょっと違う感じがします。
努力をせずに、又は、最小限に抑えて成果を得ようとしている企業や人が多くなっているのではないでしょうか?
様々な偽装問題や、金融危機の発端もそんな感じがします。
最大の努力をすれば、必ず成果は得られるはずです。
努力なくして成果を得ようとか、努力せずにあきらめてしまうようなことがないようにしていきたいものです。
税理士 金谷 勝通