たまに税理士
今年10月から経営承継円滑化法が施行されます。
また、それに伴い来年度税制改正で事業承継税制(取引相場のない株式の納税猶予制度)が創設される予定です。
これらの制度に関しては、賛否両論、施行上の問題点等々、様々な議論がなされていますが、近年、相続の現場においては遺産分割が円満に進まず、いわゆる「争族」問題が顕著になっています。
「争族」の結果、兄弟でありながら疎遠になったり、事業用財産を事業後継者以外の相続人が相続して事業に支障をきたすケースがあることを考えれば、これらの制度も十分に利用価値があるのではないかなって思っています。
今日、某社長様のところに出向き「相続・事業承継」について、お話しをさせていただきました。
初代経営者であり、一代で会社を大きく発展させられた方で、自分自身の信念もしっかり持たれている方です。
この社長様は「相続・事業承継」について深く考えておられ、様々な意見を聞きながら、円滑に後世へのバトンタッチを検討されています。
相続問題というのは、被相続人の立場になる方にしてみれば、ある意味、自分の死を感じることです。
生きるという願望に反することを考えるわけですから、できれば考えずに、無責任にほっておきたいという方も多いでしょう。
しかし、会社経営者ともなれば社会的責任も大きく、「相続」が「争族」になってしまうと、身内だけでなく従業員、得意先等の様々な方に迷惑をかける恐れがあります。
今日の社長様のように、自分の責任を回避せず、様々な意見を聞いて受け止める素直な気持ちを持たれている方だからこそ、会社も大きく発展するのだなぁと感心させられた一日でした。
なかなか登場しないので、たまに登場にされてしまった税理士のMでした。今後ともよろしくお願いします。