私は、無意識から発せられる欲求に、
できるだけ応じるようにしている。
私は、自分の「したくないこと」を無理に長年やってきて、
「我慢」の限界がきて「うつ」になった。
他人の評価を気にしすぎて、「自分責め」の果てに、
病気になった。
無意識からの欲求を無視し続けた結果、
頭も心も体も動かなくなった。
だから今、私は自分がしたいことをする。
無意識からの欲求を無視しない。
例えば、「今日は庭の草引きをしよう」と思えば、
雑草が少なくても庭いじりをするし、
庭が雑草でボウボウでも、
「したくない気分」の時は「しない」。
「車を洗わないといけないな」と思っていても、乗り気でない日はしない。
でも、泥で照明が汚れているなら、危険なので渋々車を洗う。
そんな時は、本当に大雑把な洗い方だ。
ところどころに洗い残しがある。
自分でも「本当に嫌だったんだな」と苦笑するほどだ。
スイーツを食べたいけれど、ケーキとシュークリームのどちらにしようか、
いや、和菓子もいいな。大福もいいし、おはぎも食べたいな。
あれこれ迷ったら、無意識に聞いてみる。「私はどれが食べたいですか?」
気持ちがときめいたものを選ぶ。
いつも無意識からの表現を察知できるよう気を付けている。
また、「~しなければいけない。」 とか
「~するべきだ。」という考えは極力しないようにしている。
「うつ」の時のように、同じ思考が止まらないとき、
例えば、考えがまとまらない、何かに悩む、ネガティブ感情が頭の中でグルグル
し始めた時は、「今ここ」、に意識を持ってくる。
今座っている椅子、目の前の机、部屋の置物など、
現実のものに意識をもどすと、脳内のグルグルから抜け出せる。
そして、そう思い悩んでいる自分を俯瞰して見る。
もう一人の自分の目線で、自分を見てみるのだ。
「あぁ、私はこう思っているんだ。こう感じているんだ。」と思うことで、
かなり気分が落ち着き、冷静に物事を見られるようになる。