祖谷の秘境を堪能した後は、もう一つの秘境。
土讃線、坪尻駅へ。
レンタカーで駅へ向かいます。
「坪尻駅」と看板が出てますが。
辺りに見えるのは、止まった時計と廃屋と化したお店。
早速、入っていくと・・・。
道路から駅につながる道を進むと、もうこんな山道に。
ゴミが多い。
しかも生活用品の粗大ゴミ。
道を倒木が塞ぐ。
結構歩いたかと思うけど、駅の気配は全くなし。
そのうち、周りは竹藪に。
行く手を阻みます。
だんだん不安に。。。
しばらく歩くと、人の声が聞こえてきました。
駅がちゃんとあるんだと安心。
あ、見えてきた。ほっ。
秘境駅ということで、ちょっとした観光スポットなのかしら。
少し下ると駅がありました。
しかし、その前に生活感漂う廃屋が・・・。
なんだ、この家は!
中をのぞくと、、、
一般のオタクですね。
玄関には、ボロボロになった靴がきちんとそろえてあります。
男性用、女性用、女の子用の靴が。
家族でしょうか。
駅員家族の住まいだったのでしょうか?
それにしては、生活用品がそのままなのが気になりますが・・・。
この廃屋を過ぎるとすぐにホームがあります。
坪尻駅!
列車も走ってます。
やはり数人鉄道ファンがいますね。
ここ、すごい勢いで特急が通過するので、注意してないと本気で轢かれます。
現に、特急が通過したとき、人のスレスレといってもいいくらい側を走っていきました。
そして。
なんとまぁ、坪尻駅還暦祝賀会なるものを催しているではありませんか!
あまりに密やかに行われているので、見落とすところでした。
こちらの駅を使用している人は大変ですね。
あんなに長く険しい山道を通らなければ道路へ出れませんから。
今考えると、ここは異様な空気に包まれていました。
この日は人がいたからいいものの・・・。
私の中で、押角よりも、大志田よりも、小和田よりも秘境駅だったかも!?