今月はじめ、江ノ島へ行ったばかりですが、鎌倉にも行きたくなりました!
6月の鎌倉は1年で特に混む時期と言われています。
紫陽花が咲くから。そろそろ終わりの時期だけれど、遅咲きの紫陽花は見頃みたい。
事前に調べていると、土日の鎌倉は紫陽花の数よりも人の数が多いとか…

特に長谷寺と明月院。
ヒトゴミ嫌いなので、人を出来るだけ避けるため、「平日」「朝一番」「天気が良くなさそうな日」に行きました。
また、駅徒歩圏内は天気が悪くても込みそうな予感なので、駅から離れた場所から行くことにしました。
今回訪れたのは、金沢街道エリア。
時間があったので北鎌倉エリアも少し行ってみました。
ちょうど試験休みに入ったので、平日たくさん遊ぼう~!
通信大学の方も今期の試験はないので…。(のんびりしているうちに!)
ということで、昨日のことです。
お寺が開く時間に着くように、気合入れて朝早く家を出ました!
通勤客が乗る電車に乗って鎌倉へ向かいます。朝早くっていっても、普通に通勤している人もいますよね…。お疲れ様でございます。
鎌倉駅は外国人多めな印象でした。朝早いせいかそんなに混んでいませんでした。
事前に調べておいたバスに乗って金沢街道方面へ行きました。
🚌🚌

・・・てことで、わりとあっさりと目的地へ到着。
予想に反してバスはガラガラ…。浄妙寺という停留所で下車。
降りたのは私だけ…。
お寺へ着くと、まだお掃除中…。
え、入っていいんだよね…と心細くなりながら「おはよーございます…」と言ったら、拝観券を買えたので、ホッ…。
なんか気合入れすぎちゃったのかしら…汗
一番乗り…。観光客わたしひとり…。
ま、でもせっかく来たんだから、整った石畳を前に進みましょう…👇
聞こえてくるのは、植木を整備する音と鳥の泣き声のみ。鶯が鳴いていました。
後ろを振り返ってもだれもいない…👇
若干不安な心もちの中、本堂でお参りしたあと、敷地内を散策しました。
浄妙寺には、あじさいの小路、裏の散歩道、竹藪の奥にある足利氏の墓、庭園を望める茶室、また、お寺だけれどなぜか英国風のガーデンやカフェレストランもあります。
お寺の茶室やカフェにも行ってたくさん食べたいと思っていて、気合入れて朝ごはん食べずに行ったんですよね……笑
でも、まだ閉まっているので、オープンするまで敷地内を散策する予定でいたのですが、思っていたよりもこじんまりしていて、早く見終わっちゃって…、何度か行ったり来たりしていたら、お寺の方とすれ違ってなんとなく気まずく…、、、
20分ほど無意味にポツンと佇んでいました‥‥‥汗
🧍♀️ポツン…
裏の小山のような場所を散策しているとき、服に青虫見たいのがひっついていて
、うわッ!と叫ぶと、なぜか飛んだんだけど、何だったんだあれ…


飛ぶ青虫っているの??
さらに、フワッと何やら不快なものが顔にひっついて、髪の毛?かと思ったら蜘蛛の糸!だったみたいで、ひとりで境内でギャッ!ウワッ!ボフッ!と格闘しました…

その後も何度か蜘蛛の糸が顔に…



その都度、ハッ!キャッ!と格闘して、汗だくになりました…この絵文字→
より汗かいちゃった…。

おそらく、わたしが朝一番に裏道を歩いたせいで、虫たちがたくさんいたのかも。でなくても、この日は湿度がムンムンでなんだか気持ち悪い気候だったし…。
ひとりでハァハァしながらテンパっている中、遅咲き紫陽花アナベルの姿が可愛らしく咲いていて、救いの花に見えました。
とにかく湿度が多くてジトジトしている中、まんまる雪だるまのような姿に癒されました。
癒される~と思っていたら、わたしの足元、青く光るトカゲが横切って
、ヒィィィッってなりながら、かっこ悪いジャンプをしちゃいました…。

黒とか茶じゃなくて、背中が青く光ってたんですよ…😱!
観光開始ものの数10分、すでに、ホットヨガ一回分の汗をかいた気がします……。
…なんちゃって💦
それにしても観光客がなかなか来ませんでした…。
虫ばかりと出会い、人は植木屋さんとお寺の方のみで、なんとなく異物になったような気持ちでした…

人がいなさすぎるのも、生きていくうえで大変なんだなとしみじみ思ったのでした…。
6月は激混みと言われる鎌倉だけれど、金沢街道周辺は意外と穴場??
そんなこんなでしたが、茶室やカフェのオープン時間が近づくと観光客もパラパラと入ってきました。
わたしは、虫たちとの格闘でひどく心が乱れていたので、心落ち着けるために「喜泉庵」に入り、冷抹茶と落雁をいただくことにしました。
贅沢にも貸し切り…!
枯山水の庭園を眺め、鳥のさえずりを聞き、抹茶をいただく。
これままさに、哲学を感じるとでもいいましょうか、「泰然自若」の心が大切なのだと、さっきまで虫と格闘していた自分が愚かに思えてき‥‥‥‥‥‥と自分を見つめ直していたところに、ワイワイガヤガヤ…

異国のことば…、たくさんの足音…、わたしの静謐な空間はものの15分で切り裂かれました。
あっという間に、お部屋全てが外国人観光客の団体で埋め尽くされ、わたしの隣にも前にも座り、ツアーのガイドさんがティーセレモニーについて説明を始められました。またもや異物になった感覚が‥‥‥

「泰然自若」「泰然自若」…と、わたしは縁側に移動し、しばらく庭園を眺めていましたが、ワイワイガヤガヤのティーセレモニーの中の異物な感覚は拭い去ることができず、出ることにしました。
ガイドさんや喜泉庵の方に慇懃に頭を下げられてしまいましたが、私はまたいつでも来られますし、こればかりは仕方のないことなので、私も「おいしくいただきました」と頭を下げました。
気を取り直して、美味しいものを食べることにします

浄妙寺の境内に石窯ガーデンテラスというカフェレストランがあるので、そこに入りました。このカフェを目当てに浄妙寺に来る人もいるくらい人気店のようです。
お庭には色とりどりの花が咲いています。
お料理ができるまで散策しました。

きれいな庭園を眺めながら食べたかったので、テラス席にしました。涼しい風が吹いてきて心地よかったです。
お肉料理とかお魚料理とかも気になったけれど、色々食べられるプレートにしてみました~

ひとつひとつていねいに作ってくれている感じがして、すごーくおいしかったです。
お供は、夏目漱石の小説を持ってきました。風に当たりながら本を読んでいたら、汗もひいて長居しちゃいました。
食べたら元気も出たので、次の場所へ行くことにしました~。
今回の観光、特に浄妙寺は、心乱れたり落ち着いたり、不安になったり癒されたり、なんだか変転極まりなかったですが、美味しいものをゆっくりと食べられて、満足でした😋
つづく…