しばらくお休みしてたのでそろそろブログ書きまーす
突然ですがマレーシア🛩
マレーシアは憲法上イスラム教を国の宗教と定めていますが、多民族国家なので仏教やヒンドゥー教やキリスト教等々、多宗教国家ともいえます。だから街中を歩いていると色々な寺院、教会、モスクなどを目にします。
人種や宗教、文化など、お互いを尊重しながらうまく共存し合っているように見えます。
イスラム教徒になる気はありませんが、お祈りの時間に流れるアザーンの響き、イスラミックアートが好きで、モスクはもちろん、刺繍や建築、複雑で繊細な模様などには惹かれてしまいます。
(一日に何度も大音量でアザーン聞いてたらさすがに飽きると思うけど💦)
ということで、マレーシアのイスラミックアートミュージアムへ行ってきました!
ちょっと長くなっちゃったけど、ぜひ見てくださーい。
KLにあります~。すいてました~~。
ホームページはこちらをどーぞ。
さて、まずはこちらのお部屋です。
Standard Charterd Ottoman という人の「間」ということで、どなただかよく存じませんが高貴な方のようです。
オスマンシリアの贅沢な生活を象徴しているとのことです。
内部に楽園を作るために天井や壁などに豪華な装飾を用いていますが、窓はあまり重要視していなかったようですよ。
私が最も興味をひいたのは「Qur'an」のコーナーです。
コーランは、神のことばとして崇められ、それを文字にするということは重大な責任が生じるとのことですが、そんな重厚な言葉をまったく読めないのは残念。
それにしても、圧倒されるくらいに美しい装飾ですよね。
もちろん、華美なものばかりではなく厳格なものもありました。
ハディスの本(Books of hadith)、祈りの書、預言者ムハンマドの系図、イスラムの法律論考などが重要なジャンルだそうです。
ちなみに、最も古いコーランの断片は8世紀くらいのもので、北アフリカか中東かだと言われているそうです。
Folio from a Qur'an
Arabian Peninsula
7th to 8th century AD/1st to 2nd century AH
※こちらの画像はIsramic Arts Museum HPよりお借りしました~
これは何の絵だったかな・・・
左右の絵の構図が似ているんですが、異なっているんですよね~。
狩猟の様子だと思うのですが…。
ちょっと反射しちゃったけど、こちらはブックカバーだそうです。
宮廷の様子。
当時木材が不足していたようなんですけど、そんな貴重な木材を使った漆性ブックカバーだとか!
こんなブックカバー、重たくて手がフルフルしちゃう。
続いてミニチュアモスク。
モスクといえば、特徴的なのが玉ねぎ型の屋根。
そのドーム状の建築模様もジッと見入ってしまいます。
建築はイスラミックアートの最も初期の芸術で、モスクは最高の表現だとされています。
外観もやはり美しいです~。
ん? そういえば、日本武道館も玉ねぎ型の屋根では…!?
調度品も豪華ですね~。
ちなみにこれら調度品は「China Gallery」で中国関連のコーナーだった記憶。
マレーシアのマラッカで耳にする「プラナカン文化」が反映された食器のようにも見えます。
プラナカンの作品はマレーと中華、さらにヨーロッパテイストがミックスされたかんじでとても魅力的です。気力があればいつか記事にかきたいです。
イスラムと中国の間には長い関係があるようです。
宋の時代にはすでに中国全土にモスクができていますし、以前(もはや10年ほど前ですが…)西寧へ行った時に感じたのは、イスラム教徒の方が多かったことです。
彼らは特徴的な帽子をかぶっているのですぐに分かりました。
さらに、イスラムのまばゆい織物も。
地位、富、宗教的な誠意を伝える役割もある織物。
壁掛けなどの装飾、それだけではなく服飾目的にも使われています。
現在はカーペット作りが今なお続いていますが、その他の伝統的な織物は、やはり美術館などで見るのがいいとのことです。
肩こりそうなジュエリーもあった!
マレーシアへ行けば感じますが、インドや中国の文化とも共存しているので主に3つの世界を味わうことができます。
イスラミックアートと考えればその範囲はさらに広く…。
常設だけでも見ごたえありました
それなのに、わずか20リンギットでした~。日本円だと今のレートで600円程度だと思います。
トルコ、イスタンブールのモスクの様子はこちらにも少し書きましたので、よろしければご覧ください~🙇♀️
ん・・・?
あ!
よく見てください!!
いや、前の人じゃなくて、木を!!
木!!!
ほらほら・・・
見えた??
デカ!!
ちょっとこわい。
現実逃避~‥‥‥