こんにちは
ベビーや幼児が楽しめる絵本を紹介している
桜餅本舗のブログです
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さて、今日は、大好きなふくざわゆみこさんの絵本から
雨の季節にピッタリのおはなしをご紹介しましょう
おおきなクマさんとちいさなヤマネくん
あめのもりのおくりもの
ふくざわゆみこ
福音館書店
定価1200円+税
読んであげるなら4才から
じぶんで読むなら小学校初級むき
おおきなクマさんとちいさなヤマネくんシリーズ
3作の中で、
私が一番好きなお話がこちらです
(他の2作品については、
過去ブログ記事で紹介しています)
お話も心温まるステキな内容ですが、
この絵本については、とにかく
絵が好きっていう感じですかね
ではまずはお話から・・・
森に嵐が来ています。
時々鳴る雷の音に、大きなクマさんは
ふとんを頭からかぶって震えています。
その時、仲良しのヤマネくんが訪ねてきて、
なないろだに の あじさいが満開だと聞いたので
見に行こうよと誘います。
雷がおっかないクマさんは
外には出られないと断りますが、
ヤマネくんは、
「じゃあぼくが あじさいの花持ってきてあげるよ」
と、クマさんが危ないからと引きとめる前に、
雨の中に飛び出していってしまいました。
ヤマネくんのことを心配していると、
扉の方から水が流れ込んできました。
クマさんの家の側の なないろがわ があふれて、
洪水になっています。
ヤマネくんが花を見に行った なないろだに は
川の上流。
クマさんはヤマネくんを助けるため
こわかったのも忘れ、川上に向かって走り出します。
はたして、ヤマネくんは無事なんでしょうか・・・。
あとは読んでのお楽しみです
ふくざわゆみこさんの絵は、
精密に描かれているけれど、
絵ならではのあたたかみがあって
本当に大好きなのですが、
特にこの作品の絵は素敵で、
表紙のあじさいや
そのほかの植物が雨に降られている絵を始め、
雨が降っている暗い空の下、
森全体が雨に覆われている感じがよく出ています
それに、かみなりが遠くで光っている絵もすごくて
絶妙なトーンで、1ページめくるごとに、
まるでその場所にいるかのような気分になれます
きっと、絵本のサイズが大きいことも、
お話の中にぐぐっと入っていける理由の1つなのかなと思います
(31×24cm なかなかのビッグサイズです)
ちょうど今雨の季節なので
機会があればぜひ、読んでみてください
おおきなクマさんとちいさなヤマネくんの
大きさと性格が正反対なところも、楽しめますよ
それではまた明日・・・
おやすみなさい