「海外に行くなんて、日本から逃げてるだけ」
移住を考えたことがある人なら、一度は言われたことがあるかもしれない。家族から。友達から。職場の人から。特にワーホリで海外に滞在している人は、海外でふらふらしていないで、日本でちゃんと働きなさいっと、親に言われそうだ。
そして、一番きついのは、自分の中の声からも、そう聞こえてくること。
今日は、この「逃げ」という言葉について、正面から話します。
私も、そう言われた
イギリスで起業すると決めたとき、実はかなりの多くの選択肢に悩んだ。
トルコの赴任、イギリス、オランダのいくつかの企業からヘッドハントもされて内定もいただいていた、日本からもひっきりなしにポジションの打診があった。
「日本でもっと頑張れるんじゃないの」
「グローバル企業で経験を積んだのに、なんでまた一から海外で事業を立ち上げるの、リスクがあるじゃない」
「ロンドンで失敗したらどうするの」
言ってきた人たちに、悪意はない。むしろ、心配してくれている。でも、その「心配」の奥には、こっちの選択を理解できないモヤモヤがあるから、自分の進んでいる道を正当化したいのだ。人は、自分が選ばなかった道を歩く人を見ると、不安になる。「自分の選択は正しかったのか」と揺さぶられるから。だから、無意識に止めようとする。「やめときなよ」と。
これは、優しさの形をした、引き止めです。
「逃げ」と「選び」を分けるもの
では、海外移住は逃げなのか。
逃げとか、むしろどうでもいいのだ。
その言葉自体、相手を批判する意味合いが込められている。
むしろ、海外移住とは、そういったよくある日本の価値観やレンズで自分を見てくる目や評価にスイッチを切れるのだ。
それで起こることは、自分の人生が一気に軽くなるのだ。
誰かの正解、その正解のレールを一生懸命に歩んできた。
そこからはみ出ることは、なにか恥ずかしい、無職なんて言えない、こんな会社、こんな肩書で働いているなんて人に言えないって、周りの人に自分の人生がどう見えるかを異常に気にしてしまう。それこそが、他人から目立たつ、そつなく過ごすことを大切にし、時間が高速で過ぎ去る原因と言えるかもしれない。
日本人は、江戸時代から、五人組や村八分という言葉があるように、連帯責任の仕組みで社会を成り立たせてきた。だから、人と違うこと、ルールを守らず、仲間外れになることを異常に怖がる気質がDNAレベルに刻まれている。
だから、海外に出ていくこと自体は、羨望の眼差しで見つつ、一方、うまくいかなかったとう話を聞くと内心、行かなくてよかったと安心しているものなのだ。
世界も日本は、移住する人数は過去最高
日本では、海外永住者の人数は、毎年、過去最高を記録している。
2025年も57万と過去最高となった。
そして、世界も移民の数は増え続けている。
特に、富裕層は、先が見えない世界情勢の中で、複数の永住権はもはや当たり前になりつつある。むしろ、富裕層にとっては、人生の選択肢を広げてくれる大事な切り札なのだ。親の世代で切り開いた永住権・居住権の広がりは、子供に引き継げるのだ。
だから、移住を通じて、自分の戦闘力を上げて、世界で住める人になっていくのだ。
壁は、超えられる人にしか来ない
移住を考えると、いろんな壁にぶつかる。ビザ。お金。語学。家族。周囲の目。
壁が多くて、心が折れそうになることもある。
でも、私はこう思っている。
壁というのは、超えられる可能性のある人にしか、やってこない。
だから、壁がある時は、チャンスだと思っている。壁が見えているということは、あなたがその一歩手前まで来ているということ。本当に無理な人には、壁すら見えない。
家族に反対される。不安になる。迷う。それは、あなたが本気で動こうとしている証拠だ。
他人が「逃げ」と言うかどうかは、関係ない。
世界に出れば、日本とは違い、他人の目が一気に消えていく。自分で自由に選択できる人生の軽さが突然手に入る。何か今までの重かった自分のベールを脱ぐ軽さ、自分と家族を中心に向き合える感覚、逃げではなく、むしろ、自分が見ることを避けてきた自分の中にある本質、幸せと向き合うことなのだ。
日本では自動モードで素早く通り過ぎる時間を止めて、そんな生活に慣れてきった自分と向き合える時間なのだ。むしろ、逃げるとはまったく逆で、自分の本質に向き合う旅と言えるかもしれない。
その選択できる自由ととことん向き合って欲しい。
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