2022年2月10日
この日は彼が病院へ付き添ってくれました。
彼とは15年以上の付き合いです。
恋人というより、家族のような、空気のような存在です。
総合病院の予約が決まった報告をしたら「一緒に行くよ」と、仕事を休んで付き添ってくれたのです。
ありがとう
いろいろと検査があるだろうと思い、朝食は抜きました。
受付をすませ内科のフロアへ。
待合スペースは多くの人がいます。
予約があるとはいえ、これはかなり待ちそうです。
先に肝臓内科の診察室に呼ばれました。
マコと同じ年代くらいの女医さんです。
「クリニックの紹介状とCT画像を拝見しました。聞いていると思いますが肝臓に無数の腫瘍がありますね」
え!? 何かデキモノがあるとしか聞いていないんですけど…
マコのリアクションに女医さんも慌てたように
「とにかくCT撮って確認しましょう!」
造影剤の副作用について話を聞き、同意書にサイン。
CTの他に、尿検査・血液検査も行われます。
まずは採血と採尿。
採血は8本取られました。すでにフラフラです
その後、初めての造影剤CTへ。
看護師さんから
「造影剤を入れたらお尻のあたりが温かくなります。気持ち悪いかもしれないけど大丈夫だからね」と言われていましたが、本当にお尻がポワ~んとなりました。
造影剤アレルギーがでることもなく無事にCTは終了。
軽く昼食を食べ、再び肝臓内科の診察室へ戻ってきました。
女医さんからCT検査の結果を聞きます。
「肝臓の腫瘍は転移によるもの、多発肝転移です。転移している状況なので手術はできません」
「画像診断の所見によると、上行結腸がんが疑われます。しかし右下葉原発肺がんの疑いもあります」
「腹腔内のリンパ節にも転移が疑われます」
「この後、呼吸器内科と消化器内科を受診してもらいます。そこで原発特定のための検査スケジュールを決めていきましょう」
情報量が多すぎてついていけませんが、身体の中に「がん」があることは理解しました。
そして、意外と冷静に受け止めてました。
これだけ調子が悪くてしんどいのも、がんが原因と言われると納得です。
※彼はCT画像を見て、肝臓に広がる無数の腫瘍に血の気が引いたといっていました
ついに「がん」が発覚しました。
しかし、この時点で原発は限定されていません。
ここから検査の日々が始まります
この記事を書いている最中に安倍元首相の訃報が流れました。
残念でなりません。ご冥福をお祈りします。