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大切な子供たちへ

絶対守ってあげたかった子供の笑顔、守り切れなかった。。。。ごめんね。ママも一緒に連れて行ってほしかった。

 
いつかは誰でも
この星にさよならをする時が来るけれど
命は継がれてゆく
生まれてきたこと 育ててもらえたこと
出会ったこと 笑ったこと
そのすべてにありがとう
この命にありがとう
 
(いのちの歌 Miyabi=竹内まりや 作詞)
 
卒業生みんなで歌ってくれました
もちろん次男坊も一緒に
 

 

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卒業式の日

次男坊の遺影は部活仲間に抱かれて

入場~退場。

 

特別な演出はしないけど
次男坊が一人にならないようにと
先生が配慮してくれて
卒業生の合唱にも中1の時の
クラスメートに抱かれて
参加しました。
 
卒業証書の授与
最後の生徒さんが席に戻ると
次男坊の名前が呼ばれました。
131名の卒業生全員が立ち上がって
「はい!」と返事をしてくれました。
 
ありがとう、涙が止まりませんでした。
 
卒業生代表で答辞を読むのは
幼稚園からの友達。
初めの部分で131名の卒業生のところを
次男坊も入れて132名と言ってくれ
答辞の後半
 
 
僕たちにはかけがえのない仲間がいます
〇○○○君
(次男坊の名前を読んでくれました)
 
彼は最後まであきらめないで
ネバーギブアップ
そう言って
前に進もうとしていました
 
僕たちはこれから先の人生の中で
困難、壁にぶつかった時
彼のネバーギブアップの精神を
思い出して
どんなに苦しい事でも
絶対あきらめず
前に進んでいきます。
 
そう締めくくってくれました。
ネバーギブアップは私と次男坊の
病室での合言葉
 
ありがとう
 
 
 
卒業式には皆さん
いろんな気持を持っていると思い
記事にするのを迷いましたが
次男坊のブログの最後の記事として
書かせていただきました。
 
次男坊の病気の情報を求めて作ったブログ。
 
最初の1年ぐらいは
小6~中1の普通の男の子としての
次男坊の姿が残っています。
 
友達と遊ぶ姿、可愛いいたずら、
ボーリング大会、
お祭り、魚釣り、部活、家族旅行、勉強、
そして初恋も・・・
 
実際は闘病中だったけど
病気とは無縁のような元気な日々。
今ではそれは私の
大切な宝物になってしまいました。
 
普通の男の子の日常~闘病
旅立ち~残された親の気持ち。
最近は私自身の記事も多くなってきました。
次男坊が一人ぼっちになってしまいそうな
気がしてこのブログに留まってきましたが
私が日常の記事を書けば書くほど、
次男坊の笑顔の日々が
過去のものになっていってしまいます。
 
次男坊の卒業を節目として
次男坊の短すぎるけど
病気で辛いことばかりじゃなく
幸せもいっぱい詰まった
人生を綴ったブログの
更新を止めたいと思います。
 
一緒に闘病した仲間
励ましてくれた友達
泣いてくれた人
ボロボロになった私を応援してくれる人
 
いろんな方々にこのブログを通じて出会い
支えていただきました。
 
3年と3ヵ月・・・・・本当にありがとうございました。
 
次男坊&ママ
 
 
 
 
追記
 
この最後の記事を公開した後で、入学した日から次男坊を見守ってくれて、次男坊をみんなと一緒に卒業させてやりたいといろいろ考えてくださった学年主任の先生も別の中学校に転任になることを知人からききました。
 
春は別れの季節。
 
この3月は私の心の中では大きな区切りの月になりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 もう一年近く前になると思いますが、ネットで見つけて衝動買いした和紙に金箔で木蓮が描かれたレターセット。
 

友達に手紙を書くには少し気取りすぎて使えず、ずっと観賞用?になってしまっていました。

 
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 ついに使える日がやってきました。
 
卒業式の日に生徒さんから次男坊への40通ほどの手紙を先生から渡していただいて、私が読んでいいのかわからず全部封を開けずに次男坊の所にあげてあるんですが、その中に一通すごく厚い封筒が・・・・・
よく宛名を見ると、次男坊への手紙ではなく私宛!?
 
差出人は

LINE~どうしてますか?

こちらの記事に出てくる、次男坊の初恋の女の子。

 

小学校は別々で中学校に入ってから仲良くなった女の子なので、私は話したこともなく顔も知らないんですが、次男坊から「性格もすごく良くて、顔も可愛い女の子」と聞かされていました。

 

入学して隣の席ですぐ仲良くなって、たぶん夏祭りの頃に付き合い始めて秋の再発後、どんどん症状が進む中で次男坊のほうから「俺、身体弱いから。」「でもずっと友達でいて。」そう言って、たった3ヵ月で終わってしまった初恋。

 

でもその後も毎日ラインしたり、女の子の恋を応援したり、ずっといい友達でいてくれた女の子。

 

綺麗な文字で10枚の便せんにびっしりと、次男坊との思い出、想い、中学生らしい爽やかな文章で書いてくれました。

 

何回も泣きながら読み返してます。

 

二人で将来の夢を話し合ったとき、彼女の夢を次男坊がすごく応援してくれたこと、悩んでいると真っ先に心配して相談に乗ってくれたこと。

次男坊にかけてもらった優しい言葉、励まされた言葉、次男坊が好きだった音楽、アニメ、いろんなことを教えてくれました。

 

次男坊が好きだった女の子に書く、たぶん最初で最後の手紙、木蓮のレターセットで。

 

きっと次男坊が伝えたかったこと、手紙に書きました。

 

彼女のおかげで、次男坊にとって中学校生活がとても素敵な思い出になったこと。

私も息子の初恋を見守る優しい時間を過ごすことができたこと。

 

再発後は彼女を応援する側に回って、うちでも「○○だったら、いい子だから大丈夫!」そんな会話をしていたこと。

 

次男坊は身体、心の辛さを絶対に隠そうとしていたそうで、学校も休みがちになっても「心配しなくて大丈夫だよ。」と。

そのため心の奥深くにあった思いに気づいてあげられなかったと今でも後悔しているとあったので、それは違うこと。

かえって気づかれないことで、次男坊は笑顔のままでいられたこと。

 

彼女の手紙・・・

次男坊が「きっとなれるよ!」そう言ってくれたから、将来の夢絶対あきらめず、「なります!」きっぱりと書いてくれました。

 

次男坊と一緒に私も彼女の夢応援します。

 

次男坊との思い出は彼女の一生の宝物、次男坊は彼女の心の中にいまもこれからもずっといると言ってくれました。

 

そして最後の言葉は私に

 

「私と○○○○君を出会わせてくれてありがとうございました。」

 

次男坊を旅立たせてしまってから、家庭でもいろいろあって、ブログに書ける悲しみ苦しみより、書けない悲しみ苦しみのほうが深くて、きっともう幸せって感じることはないって思いながら2年近く生きてきました。

 

でも次男坊の初恋の女の子からこんな優しい言葉を送ってもらって、素直に幸せキラキラって感じることができました。

 

次男坊の好きになった女の子は最高に素敵な女の子でした。

 

「おうっ、だろ~!!」って次男坊の口癖、聴こえてきそうおねがい

 

 

彼女が渡せなかったお守りも入っていました、次男坊に一番近い所に置いてあげました。

 

出会えてよかったね・・・・・

 

 

 

長文読んでいただいてありがとうございます。

彼女のプライバシーには配慮しながら書いたつもりですが、念のため数日後には限定記事に移動させてもらいますね。