卒業式の日
次男坊の遺影は部活仲間に抱かれて
入場~退場。
友達に手紙を書くには少し気取りすぎて使えず、ずっと観賞用?になってしまっていました。
こちらの記事に出てくる、次男坊の初恋の女の子。
小学校は別々で中学校に入ってから仲良くなった女の子なので、私は話したこともなく顔も知らないんですが、次男坊から「性格もすごく良くて、顔も可愛い女の子」と聞かされていました。
入学して隣の席ですぐ仲良くなって、たぶん夏祭りの頃に付き合い始めて秋の再発後、どんどん症状が進む中で次男坊のほうから「俺、身体弱いから。」「でもずっと友達でいて。」そう言って、たった3ヵ月で終わってしまった初恋。
でもその後も毎日ラインしたり、女の子の恋を応援したり、ずっといい友達でいてくれた女の子。
綺麗な文字で10枚の便せんにびっしりと、次男坊との思い出、想い、中学生らしい爽やかな文章で書いてくれました。
何回も泣きながら読み返してます。
二人で将来の夢を話し合ったとき、彼女の夢を次男坊がすごく応援してくれたこと、悩んでいると真っ先に心配して相談に乗ってくれたこと。
次男坊にかけてもらった優しい言葉、励まされた言葉、次男坊が好きだった音楽、アニメ、いろんなことを教えてくれました。
次男坊が好きだった女の子に書く、たぶん最初で最後の手紙、木蓮のレターセットで。
きっと次男坊が伝えたかったこと、手紙に書きました。
彼女のおかげで、次男坊にとって中学校生活がとても素敵な思い出になったこと。
私も息子の初恋を見守る優しい時間を過ごすことができたこと。
再発後は彼女を応援する側に回って、うちでも「○○だったら、いい子だから大丈夫!」そんな会話をしていたこと。
次男坊は身体、心の辛さを絶対に隠そうとしていたそうで、学校も休みがちになっても「心配しなくて大丈夫だよ。」と。
そのため心の奥深くにあった思いに気づいてあげられなかったと今でも後悔しているとあったので、それは違うこと。
かえって気づかれないことで、次男坊は笑顔のままでいられたこと。
彼女の手紙・・・
次男坊が「きっとなれるよ!」そう言ってくれたから、将来の夢絶対あきらめず、「なります!」きっぱりと書いてくれました。
次男坊と一緒に私も彼女の夢応援します。
次男坊との思い出は彼女の一生の宝物、次男坊は彼女の心の中にいまもこれからもずっといると言ってくれました。
そして最後の言葉は私に
「私と○○○○君を出会わせてくれてありがとうございました。」
次男坊を旅立たせてしまってから、家庭でもいろいろあって、ブログに書ける悲しみ苦しみより、書けない悲しみ苦しみのほうが深くて、きっともう幸せって感じることはないって思いながら2年近く生きてきました。
でも次男坊の初恋の女の子からこんな優しい言葉を送ってもらって、素直に幸せって感じることができました。
次男坊の好きになった女の子は最高に素敵な女の子でした。
「おうっ、だろ~!!」って次男坊の口癖、聴こえてきそう
彼女が渡せなかったお守りも入っていました、次男坊に一番近い所に置いてあげました。
出会えてよかったね・・・・・
長文読んでいただいてありがとうございます。
彼女のプライバシーには配慮しながら書いたつもりですが、念のため数日後には限定記事に移動させてもらいますね。