最近は、本ばかり読んでいます。

 ネットの記事や、ツイッターは、話の断片になりがちで、自分の好きなものに偏りがち。
 
 起承転結や前提と結論があるものを読んだほうがいいなと思った。
 
 高橋俊介さんの「人が育つ会社をつくる―キャリア創造のマネジメント」「ヒューマン・リソース・マネジメント」、金井壽宏さんの「仕事で『一皮むける』」「人勢塾 ポジティブ心理学が人と組織を鍛える」などなど。

 最近は、キャリア形成や組織マネジメントなどの本を中心に読んでいます。
 
 経営のなかでは「守備」に近い分野なので、後回しになりがちなのだけれど、そんな分野だからこそ、いま読んでおこうかなと思いました。

 「仕事で『一皮むける』」は、その題名のとおり、さまざまなビジネスマンを取り上げ、実際にインタビューによるオーラルヒストリーをまとめています。一般論ではなく、個々のビジネスマンが、どんな困難に直面し、それを乗り越えたかを伝えています。たちゆかなくなったプロジェクトや、衝突して進まない労使交渉、などなど、それらをとおしてビジネスマンは何を学んでいったのか。研修や学習によって培われるスキルとちがって、「経験」によって培われるものは、なかなか自分でも見えてこないもの。そういった「経験」によって、身についたり、見えてきたり、克服したりしてきたものを、「一皮むける」と名づけています。
 
 出口の見えない困難や、やる気が高まらない時期、どうしたら一皮むけることができるか。
 
 そういった機会を提供することができるか。
 
 そんなことを考えるきっかけになる一冊です。