【大家MASA】大家MASA選書No.216「新・観光立国論」 | 大家MASAの世界まるごと不動産投資

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寺島実郎氏の「新・観光立国論」です。


新・観光立国論―モノづくり国家を超えて/NHK出版
¥1,836
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8月にパリで紹介した「新・観光立国論」、

10月にロンドンで紹介した「イギリス人アナリストだからわかった 日本の「強み」「弱み」」と、こ

れからの日本の観光業に関する展望の論述が増えています。


ちなみに本書はハトヤと新幹線で完読しました!

...

個人的に欧米と東南アジアは主な箇所は巡った事がありますが、

観光産業を推進する上で日本には素晴らしいインフラが存在するため

観光産業を盛り上げるベースは既にあります。


海外の事例として、シンガポールや

アメリカのディズニーのような統合型リゾート、

オランダ・デンマークのインダストリアルツーリズムなどは

インフラの整った日本においては実現が容易と思います。


むしろ、英語や海外の慣習に慣れていないといったソフト面の整備が課題でしょう。


1000万人を超えたとはいえ、日本の観光客数は世界第26位。

皮肉にも1人あたりのGDPと同じランク。

島国という事を差し引いても10位以内に入るべきですし、

表層的なおもてなしをアピールするのではなく、

客単価向上のためにも海外の富裕層が満足するサービスの充足も必要となります。


観光客数3000万人を目指すと言っても2泊3日で3万円のツアーの

ような観光をしてもらうのも一つの方法ですが、

そのような方々はせいぜい数万円しか消費しません。


海外の主要都市のような重要な国際会議や、

留学先として魅力のある大学や学術機関など、

海外の富裕層などのハイエンドな顧客獲得も必要でしょう。


旅は空間を移動する事であり、非日常な空間に身を置く事で刺激を受けて、

そこに発見が生まれ新たな価値創造をするきっかけになる。


移動は人を賢くするとは言いえて妙で、自身も国内、海外で

移動をするたびに世界観が広がっていると実感します。


また、私を含めて?知人友人には世界中を移動する方が

多いですがみなさん良い人たちです 笑)


人はある程度の満足度を過ぎると物的な豊かさよりも

精神的な豊かさを求め、その一つはツーリズムです。

日常生活では体験の出来ない事を見聞きし肌で感じる事は、人間的な厚みにつながります。


少子高齢化、年収が比較的低い第三次産業の従事者が

増える事は火を見るよりも明らかで
日本がこれから目指すべきは、このまま多くの人が

貧困化して緩慢なる衰亡を迎える未来像でありません。


付加価値を生み出すプラットフォームを準備する事であり、

工業化社会で成功体験のある団塊世代以上の方にはわからない事かもしれません。


また観光立国論に必要なことはセンスです。

こればかりは短期的に醸成できるものではありません。


人をもてなすこと、宿泊施設で快適安全に過ごしていただく事、

日本の美をきちんと理解いただく事。

義務教育に接客やもてなし、

日本の観光に関する授業をしても良いくらいだと思います。


これに3000万人の観光客が加われば、

著者の言う再びの高度成長も夢ではないかもしれません。








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