【大家MASA】大家MASA選書No.213「世界から戦争がなくならない本当の理由」 | 大家MASAの世界まるごと不動産投資

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池上彰氏の「世界から戦争がなくならない本当の理由」です。

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古今東西、地球上で戦争が無かった瞬間が無い位、争いが絶えません。

戦後70年で日本は直接的に他国と戦火を交えた事が

無かったことは誇れることと思いますが世界の歴史上、稀な状況です。

...

ちなみに内閣に設置されたNSCは事実上、戦争の実施可否を決める組織であり、

これに関連する法律が成立したということは、日本が戦争をできる態勢になっているとも言えます。

そもそも、日本は先の大戦の総まとめを行っておらず最終的な自主的な反省が出来ておりません。

GHQに押し付けられたとされる憲法も自国で改正出来る余地があったのであり、

作成したアメリカ側はまだ憲法をそのまま使っているのか?と思っているフシがあります。

鬼畜米英と呼んでいたのに敗戦後には手の平を返したように、

戦勝国である米英を憎まない事はWGIPが巧みなのか本当に不思議な現象です。

結局のところ、今の状況は “結果オーライ的”な面もありますが、
外圧がかからないと抜本的に変われないところが日本の悪い部分でもあります。

さて、アジア・太平洋地域の拠点として日本を統制下に置く事に成功したアメリカですが、
その後の戦争については成功ばかりではありませんでした。
朝鮮戦争、ベトナム戦争では結果として共産主義勢力を拡大させてしまい、

ビン・ラディンは911テロの首謀者でしたが、皮肉なことにアフガンを巡る
ソ連との争いの中でアメリカが生み出したと言っても過言ではありません。

上記の反省からか、アメリカはベトナム戦争の際には自由に報道を許可しすぎて

反戦の世論を助長してしまいましたので湾岸戦争の際には

TVゲームのような映像しか流しませんでした。

しかもグレナダ侵攻の際には一切報道させませんでした。

しかも宣戦布告をしませんでしたが、

宣戦布告をしなかったとして日本に対して

「リメンバー・パールハーバー」と謳ったのはどこの国でしたでしょうか?

報道という点では日中戦争の際に日本も各社へバイアスが掛かります。

唯一反戦の報道をしていた大阪朝日に対しても不買運動が

起こり同社は戦争を指示するようになりました。

このように、マスコミの動きは本当に真実を伝えているのか、
大本営のように大げさにウソをつき続けていないか、

インターネットの発達した現代においても必要なのです。

(どことは触れませんが、)先進国の中には戦争を公共政策の一つに位置付けている国もあります。

戦争をすれば経済を上向きにする絶大な効果があるのです。
戦争をすれば誰が得をするのか、戦争によって国家にとって不都合な事を解消できるのか、、

大義名分以前に戦争の原因を考える上でこういった観点からの見方も必要です。

そして、今だに国連には日本とドイツに関して「敵国条項」が残っています。
両国ともに敗戦国ですが、今やアジアと欧州の両雄といっても過言ではありません。

むしろ世界平和を維持するべき国連の常任理事国こそが、
ここ70年間の戦争を直接・間接的に引き起こしているのです。

歴史に関する考え方が国によって異なってくる点については
佐藤優氏の書にて別途触れたいと思いますが、

日本という国はクルマのバックミラーが曇った状態で

70年間を走ってきたという筆者の例えは言い得て妙です。

責任の所在を明確にしないまま、国としての判断を他国に委ねてしまったがために

世論がまとまらず今に至る日本。近隣国からの反日スタンスは解ける気配がありません。

先の大戦で戦線を拡大させ過ぎて補給路を断たれた日本軍、

311の東電の対応など失敗を招いてしまった個人や組織への評価をきちんとしない事がバックミラーを曇らせるのです。
これは「失敗の本質」に解説されています。

そろそろ戦時中の体験者が居なくなりつつある中で、

現役の戦争へのハードルが低くなっていくのは恐ろしい事です。

NSCやマスコミの動きは、我々国民がきちんとウォッチしなければならないのです。




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