【大家MASA】大家MASA選書No.197 「投資家がお金よりも大切にしていること」 | 大家MASAの世界まるごと不動産投資

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「投資家がお金よりも大切にしていること」をご紹介します。

投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)/講談社
¥886
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 地味なのでノーマークでしたが、素晴らしい本だと思います。

お金は、一生関わる物であり、ひょっとしたら皆さんの

ご家族よりも長い付き合いになるのではないでしょうか?


 日本人のほとんどがお金儲け=悪、との捉え方をしており、
このような考え方だとお金ときちんと向き合えません。

ましてや、学校の先生も同じようなレベルなので、

残念なことにお金についてきちんと教育される機会があまりありません。


本来、お金は中立的なものであり、そもそも感情を通じて

好き嫌いを判断する対象でもありません。

でも、日本人は世界に稀に見る貯蓄好きであり、

亡くなる瞬間が最もお金がある状態の方も多いので、

結局のところ、元来お金が好きな国民であり、

お金儲け=悪と矛盾した状況ですね。



清貧という思想。

現代では曲解されて「豊かになるためには、

理念を捨てて汚れていなければならない」という考えに変わっていますが、

著者の言う、豊かで、そして清らかである“清豊“を目指すべきと思います。


 本書で触れている“真面目”(本気である事、誠実である事、などの意味)である事。

言われたことをやる、ルールを守るだけが真面目とは限りません。

 

さて、失われた20年の裏で成長している企業が多く存在し、

東証第二部の企業はここ10年間で67%も成長しています。

一方で、一部上場のトップ企業のTOPIC Coreで見た場合のそれは-24%。


今でこそ、株価が上昇していますが、大企業の何が素晴らしいのかと

疑いたくなります。

さして経営能力も無く、さらにお客様への心も無く、

たまたま内部昇進で役員になった輩が多いことか、、、

所詮は、消費者や経済全体を鳥瞰する事のできない

単なる勘違いサラリーマンが多いのです。


資本が小さくとも、きちんと成長している

中堅・中小企業の方がよっぽど経営が健全である事が分かります。


日本経済の足を引っ張っているのは、

実は“不真面目”な経団連を構成する一部上場

企業という驚きの事実。


また、ブラック企業を生み出しているのは、

安く買う事しか頭にない不真面目な消費者であり、

モンスター消費者を生み出しているのは、

消費者を理解しない不真面目な企業のせいとも言えます。


 ここが非常に重要で、消費する側も生産する側も責任を感じるべきと感じます。

アメリカのヒーローは民間人、日本のヒーローは公務員という事実。 


これは、アメリカは企業家や資産家を尊び、

日本はパブリックな事は国などにお任せする現れとも言えます。


最近、ちょっと景気が良くなったから、

株で儲けた、不動産で儲けたみたいな話を聞きますが、
 投資家自身の能力で儲かったわけでは無く、再現性が無いケースがほとんどでしょう。

 また、その成果を出版して客寄せをする輩も増えましたが、

全部とは言いませんが中身が無い方がほとんどです。


 書店にはズラッとそんな本が並んでいますが、

目次を見れば3秒で買うべき本か否か判断できますね 笑) 


経済は誰かの消費は誰かの生産に関わっている“互恵関係”であり、

例えば、皆さんの給料、事業収入には、何万人という人々が背後にいる。


経済とはお金を通して、みんなの幸せを考える事。

赤ん坊から老人まで、経済に関わる人全てが投資家です。


そこに心の無い行為は、成功する事はないでしょう。


個人的にも、まだまだ未熟者ではありますが、

投資のリターンから消費を行い、再び投資を行い、

プラスのスパイラルを楽しむ事を心掛けています。


何度も恐縮ですtが、本当に素晴らしい本だと思います。


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