【大家MASA】大家MASA選書No.182「日本の論点 2015~2016」 | 大家MASAの世界まるごと不動産投資

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現代世界の思想的リーダー、
大前研一氏の「日本の論点 2015~2016」をご紹介します。


サブタイトルとしてビジネスマンは最低このレベルの知識を持ちなさい!
となっておりますが激しく同感です。

...

また、この本は毎年リリースされるようになりました。
まさにビジネスマンのための「現代用語の基礎知識」的な位置づけでしょうか!?


著者のコンサルタントとしての経験に裏付けられた視点と国際感覚は、

現在発生している様々な事象を鋭く批評します。


オリンピックバブルに沸く東京。東京の西高東低を是正できる、
“湾岸100万都市構想”は素晴らしいと思います。


私も常々、たまに乗る船から、飛行機から、

そして地上から東京湾、隅田川及びその支流を見るたびに、

東京は水の都になるテンシャルがあると感じています。


また、京浜工業地帯に残存する工場の多くは高度成長期の産物であり、

廃工場、倉庫といった無駄な空きスペースも多いため、

用途変更に伴い、住宅地を拡大する事で働く人に

負担の少ない職住近接の実現ができるでしょう。


サンフランシスコのフィッシャーマンズワーフ、

ロンドンのカナリーワーフ、など寂れた港湾が再開発により

生まれ変わり観光名所に変わる事例は世界中にあり、

築地、晴海、勝どきあたりがその有力候補となる。


オリンピックの開催は一時的なものであり途上国にならいざ知らず、

経済成長をボトムアップは限定的。


“湾岸100万都市構想”による長期的構想により
ポストオリンピックの東京を描く事が必要と感じます。


続いて移民政策。


単純に人口減対策やブルーワーカーの補てんをする、
という発想では、次の世代になる頃には欧州諸国で抱える問題を再現するだけです。


母国で優秀な成績を収めた人、特殊な能力を持つ人など

一定の基準をもって、シンガポールほど極端では無いにしても

必要な人材を定義するグリーンカード制にする。


今後、国際的な人材の獲得合戦となっており、

日本は完全に出遅れているのです。


エネルギー政策については、
過去日本が巻き込まれた戦争はエネルギー問題で

あったという歴史を重んじ、早急に対策すべきで、

きちんと動かせる原発技術を持つ日本は、
これを鉄道、交通、水槽といった社会インフラや重電技術と並ぶ

輸出産業として育成すべきです。


また、世界で最も高い天然ガスを買っている日本は、
ロシアから直接パイプラインを施設して輸入する構想もあり、

原発問題で萎縮するのではなく

エネルギーの安定供給確保に積極的に動くべきです。


その他、アマゾン、ソニーといった業績の明暗が

分かれている代表的な企業動向や、
中韓との付き合い方、果ては集団的自衛権の問題に至るまで

著者の鋭い批評が展開されます。


出来るビジネスマンはこれを読むだけでは無くビジネスチャンスに変える!
現在発生している様々な事象を性格に理解するための良書と思います。








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