【大家MASA】大家MASA選書No.178「神話のマネジメント」「不変のマーケティング」「禁断

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「不変のマーケティング」

「禁断のセールスコピーライティング」

「神話のマネジメント」

神田先生の3部作をご紹介します。

「不変のマーケティング」は、著者が主宰する顧客獲得実践会で

2004年までの実践された感情マーケティング理論を展開する内容です。

MBAの数値的裏付けのマーケティング理論ではなく、最終的に財布の紐を

緩める顧客の感情に入り込むという概念は今も古くありません。

まさに不変であり普遍的な手法です。

「禁断のセールスコピーライティング」は、前述の実践会で実際に使用されたDMや

ニュースレターを題材に具体的な事例が展開されますので、

今だとメルマガやSNSでも応用できる事ですね。

「神話のマネジメント」は、“裏のマネジメント”について展開されます。

マネジメントといっても、大企業で優秀な部下や決まった規則が

予め用意されるような生温い状態ではなく、

スタートアップ企業のトップが直面するマネジメントの事です。

往々にして、売上8億円の会社が10億円に達すると、売上が急減する。

事業が成長し始める前に人間関係の衝突が起こる、といった現象が起こるそうです。

このような事をメカニズムとして把握し次に起こる事を

予見する知識が付く内容となっています。

人生12年の春夏秋冬理論、人生は波で作られているという

概念は多くの人にとっては新鮮な考え方でしょう。

やるべきことをやるべきタイミングでやる事がいかに大切かが分かります。

振り返ってみると出来事と季節に関連が見いだせるのではないでしょうか。

春：やっと芽が出る、活気、わくわく

夏：高収入、システム、官僚主義

秋：収穫、晩年

冬：試行錯誤、新しいアイデア

正しいタイミングで戦略と戦術を展開する事がビジネスの結果に影響する事は、

例として過去のアメリカの富裕層の出身業界で伺えます。

＜アメリカの富裕層の出身業界比率上位3位＞

1801年～1850年：鉱業、鉄道、金融、石油

1851年～1900年:石油、自動車、銀行

1900年～：ソフトウエア、情報通信関連、金融

21世紀は、引き続きITに加えて、グリーンテクノロジーやロボットか？？

“努力したか”、“勉強したか”ではなく、波に乗った成長業界にいる事が重要であり、

市場、業界、会社、取扱い製品・サービス、そして自分自身のライフサイクルまで

ドリルダウンして把握しておくこと。

10年以上前に提唱した著者のコンセプトは今もって新鮮です。

起業をする方はもとより、企業内起業のような事業展開を行う方にも参考になると思います。

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