【大家MASA】大家MASA選書No.153 「ASEANは日本経済をどう変えるのか」 | 大家MASAの世界まるごと不動産投資

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ASEANは日本経済をどう変えるのか」を紹介します。


ASEANは日本経済をどう変えるのか (NHK出版新書 434)/NHK出版
¥799
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著者は金融機関研究所のエコノミストであるため、

文体や内容は堅い感じです。

しかしながら、Next BRICSと期待され、リーマンショック後も

勢いが衰えないASEAN諸国は、円安に転じた今となっても、

投資先として、提携先として日本にはなくてはならない

存在である事を再認識します。



特に来年2015年の共同体設立を前に日本と一層の関係強化に

動き出すタイミングなのです。日本の未来にASEANは不可欠です。


何かある度に過去の戦争を穿り返して、外交問題に発展する

隣国とは異なり、ASEANは分別をわきまえた発展的な外交ができ、

長期に渡って成長する共同体なのです。


また先の大戦は欧米列強からの解放戦争を行った

日本という位置づけで理解している識者も多いエリアです。

ASEAN10か国と一口に言っても、陸のASEAN(大メコン川流域圏)、

海のASEANと大別できます。


さらにそれらは、国々によって、経済力も文化、民族、宗教も

異なる複雑な多様性があります。

このエリアの6億人を超える人口は、生産拠点、消費市場としての

2つの大きな魅力があります。

単なるチャイナリスクへの回避地としてではなく、

長期的にこの2つの魅力を享受できるのです。

例えば、マレーシアのマハティール首相が日本を真似て

ルックイースト政策を展開したことは有名で今やマレーシアの所得は

日本の80年代のそれに迫っています。

その他、それぞれの国の詳述は本書をご確認下さい。

とはいえ良い事ばかりではありません。アメリカの量的緩和が

収束し、金余り状態が無くなる、インドネシアで総選挙が行われる、

経常収支が赤字国が10か国中、5か国もある、などなど、、、


90年代のアジア通貨危機に似たような事も起きる可能性だって

あるわけで、慎重に対処する必要があります。


いずれにしても、結論としては、少子高齢化で内需が高まる

要素が少ない日本よりも、人口の拡大が予測できているASEAN

ビジネスを行う事が理に適っているのは確かです。

最近、都内や観光地では円安の影響でASEAN各国からの観光客が

非常に増えています。


日本は高度経済成長を曲がりなりにも経験した国であり、

他国とは単純な経済力の背比べではないステージに立っています。

これから経済成長する国の模範となる事もこれまた国際貢献となります。日本のファンを増やすためにも、クリーンな街、礼儀正しい態度、助け合いの精神、おもてなしの心でお出迎えしましょう!! 





■門前仲町の居酒屋にて。

 トビウオの一夜干し、アサリ飯を堪能しました。

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