大家MASAの世界まるごと不動産投資 メルマガ読者の皆様
「なぜ日本経済は世界最強と言われるのか」をご紹介します。
- なぜ日本経済は世界最強と言われるのか/東邦出版
- ¥1,500
- Amazon.co.jp
投資銀行家・ぐっちーさんによる堂々のデビュー作です。
以前ご紹介した「ぐっちーさんの本当は凄い日本経済入門」より前の作品ですが、
合わせて読むと理解が進むと思います。
第1章“日はまた昇る”
エズラ・F. ヴォーゲル氏の著作を思わせるこの章の題から始まる本書。
ちょっと誇大広告ではないか、と思いましたが、
きちんと読んで見ると腹落ちする内容です。
日本の表層的な経済的落ち込みについてマスコミにより日々報道されているため、
多くの人が盲目的に日本の弱体化を受け入れてしまっています。
しかしながら、iPhone等のApple製品の主要パーツやボーイングの航空機といった
世界中の名だたる製品は日本製のパーツに支えられています。
高品質を求めれば求めるほど世界は日本製品と日本の工作機械が必要としているのです。
また、金融機関が取り組む事の出来ないレバレッジのかかったリスクを
総合商社が取るというボルカールールの外にある日本型資本主義は金融資本主義に
綻びが見えてきた欧米の研究対象になっている程です。
2005年ごろから「ジャパンパッシング」という現象が米国で始まりました。
「決定の遅い日本の企業と仕事をするより中国の10億人の市場を取りにいかなきゃだめ」というわけで、名だたる米国企業が中国投資を加速し貿易額でもなんでも
日米より米中の方がはるかに金額も多くなったわけですが、中国に出ていった
米国企業が中国独特の商習慣にまみれ、ルールをルールと思わない中国企業に
騙されて大損害を出し、「やっぱりアジアでパートナリングするなら日本しかないな」と考え始めているという事実があります。
タイムリーにもこんな記事がありました。
http://topics.jp.msn.com/economy/china/article.aspx?articleid=2094565
為替は美人投票という表現はまさに言い得て妙です。
価値を生み出し今後の期待も高く借金は全て自国で賄っている、
こんな国は日本以外にありません。
但し心配なのは政治力ですが、、
強い円は、日本と日本人にとってプラス要素です。円安を歓迎するのは、
日本の15%しかない“数少ない“輸出主体ので製造業だけです。
これも日本を代表する企業が輸出主体の製造業であるとマスコミに洗脳されている証でしょう。貿易依存度が30%以下の日本は世界最大級の内需国なのです。
国債についても触れています。国の借金を国民が抱え利払いをするという
健全な状態とのこと。
経常収支や貿易収支が赤字でもない。重要なのは借金の総額ではなく、
サスティナビリティの問題です。
これが、国の債務がGDP比で200%超が多いと経済崩壊の危険性を煽り、
安易な増税論につながってきているんですね。
但し、借金は無限に出来るわけではないので国民はしっかり監視する必要があります。
http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/007.htm
最後に著者は、本当に豊かな生活を送るためにはGDPも物価指数も関係なく、
通貨高が一番メリットがあると締めくくっています。
日本人の強みを一番知らないのが日本人というのが、世界の共通認識だそうです。
我々は勝手に悲観的になっていますが、案外世界からの評判は良いのです。
ですので、なぜ円高がいけないのか日本経済の行方は本当に暗いのか、
などなどをマスコミの表層的な報道から一歩突っ込んで考えてみる良いきっかけになると思います。
オリンピック開催も決定した事ですし、世界中からやってくるお客さんに
日本人が日本の誇るべき事をきちんと伝えられるようにしたいですね!
■■読者様限定 イーブック&セミナー映像プレゼント中!■■
ぜひメルマガにご登録下さい。
投資に役立つ情報満載です!
http://www.mag2.com/m/0001546250.html
■健康的にオーガニック料理をいただきました。