【大家MASA】大家MASA選書No.55「日本脱出のすすめ アジア的スケ-ルで~」 | 大家MASAの世界まるごと不動産投資

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邱永漢先生の『日本脱出のすすめ アジア的スケ-ルでものを考えよう』です。


日本脱出のすすめ―アジア的スケールでものを考えよう (PHP文庫)/PHP研究所
¥490
Amazon.co.jp


本書は1995年作なので20年近く前の著作になりますが、
バブル経済崩壊後の日本人が歩むべき道が示唆されているような内容で驚きです。



当時の日本はまだまだ強かったんですね~

中国や東南アジアは発展途上で、家電、自動車などの分野はどこの国も日本に
追いつけない。

この頃、アメリカは、ITバブル前夜でまだまだ日本は体力がありました。



バブル崩壊を機に産業構造や教育、社会保証制度など

いろいろと国を変えなければならなかったのに、今はツケが回ってきた状態で何とも残念です。

さて、邱永漢先生は、「金儲けの神様」と知られており、株式投資をはじめ、
実業家としてはドライクリーニング業・砂利採取業・ビル経営・毛生え薬の販売など
多方面に活躍。


ちなみに日本におけるビジネスホテル経営の元祖だそうです。

そのほか、中国ではコーヒー栽培事業のほか、建設機械販売、高級アパートメント経営、パン製造販売、レストラン経営、漢方化粧品・漢方サプリメント販売、人材派遣業などの事業を幅広く営み、実業家としても知られています。

本書を通じて国際人の先駆者である著者の生き方に憧れるとともに、


日本にしがみつくのではなく、世界に出て日本での経験を大いに活用すること。

昔の日本の成功モデルを活用できる再現性のあるチャンスがアジアにはあること。

このことを肝に銘じて自分も今後も実践していきたいと思います。

本書の最後に、


”日本人はいつまでも政府を頼りにしたり、他人を頼りにするのをやめて、自分たち自分自身の力で海外に道を切り開いていくことをやらなければならないのではないかと邱さんは言う。それは言ってみれば、華僑ならぬ、和僑のすすめなのではないだろうか”


と解説されています。


国際人にとってこのような考え方は既に常識だったんですね。


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■日本にはまだ少ないドライブスルーのスタバで読書。




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