最近、セミナーの後の飲み会に行くと、「大家MASAさんは、サラリーマンなんで
すね」と驚かれます。
はい。まだサラリーマンである事のメリットが多くあるのであえてサラリーマンを続けているのです。
不動産投資を通じて脱サラやアーリーリタイヤメントを目指す方が多いわけで
すが、リタイヤ後の人生ビジョン、定期収入があるメリットや社会的な地位を一考いただきたいと思います。
大抵の方は、脱サラやアーリーリタイヤメントが目的化してしまい、
リタイヤ後に何をするかを具体的に考えていないようです。
このままだと東大を目指した高校生が東大に受かってしまった後、
目的を見失う、”燃え尽き症候群”と同じ状態になりかねません。
私は、新卒の時に日本企業に勤めて以来、外資系IT企業を2社渡り歩いています。
そこで一貫しているのは、”販売パートナーに製品を販売していただく”営業職を続けています。
これは、今の不動産投資や海外不動産事業にものすごく役立っています。
営業活動、取引先との交渉、お客様が商品を購入するメリットの説明、お客様
や関係者への日々の対応、商品のプレゼンテーションなどの活動に関して、
何の違和感も無くこなすことができます。
当然、外資系の経験があるので、英語で臆せず外国人に対応できますし、
適切な発言や提言もします。
ですので私のコアコンピタンスは何かといったら、”パートナーセールス”となります。
仮に会社を首になっても、おそらくこのカテゴリーであれば職に困る事はありません。
またサラリーマンを辞める時期、辞めた後の活動など1年単位で具体的な
プランがありますので、今はプラン通り日々を過ごしています。
今後の日本社会の環境変化でサラリーマンの位置づけは変わってくると思います。
年収は下がる、非正規雇用が増える、成果報酬型になる、グローバル化に伴い競争が激化する、、、
といった一見ネガな事は増えてくるものの、それでも吸収できる事、自己の成長に役立つ事はあるわけです。
常に意識すべき事は自分の時間の切り売りで仕事をするのではなく、給料をもらいながらも必要なスキルを磨き続けることです。
サラリーマンでいる間は、自己のコアコンピタンスを発見し磨き続ける事も意味があると思うのです。
その上で、事業や投資を行うこと。仮に失敗しても腕一本で生きていける自身やスキルが必要だと思うのです。
”ネットビジネスで○○○万円稼ぎました”、とか”不動産投資で毎年のキャッシュフロー○○○万円”など刺激的な言葉がネット上を駆け回っています。
でも、本当にこのような偉業(?)を達成したのならば、その成功者には何のスキルも無い素人でもなければ、努力も無しに達成したとは考えにくいのです。
成功者たちは必ずコアコンピランスを発見し磨いたから、ネットビジネスでも不動産投資でも成功したのです。
サラリーマンを辞めて、独立自営でリッチになるのも良いし、私のように、
不動産投資を続けながら安定した原資の確保と社会的地位を確保するために
サラリーマンを続けるというパターンでも良いと思いますが、何をするにしても
コアコンピタンスを発見し、磨き続ける事が必要なんだと思います。
■赤坂飯店の坦々麺が好きなんです。中華丼も最高です。