【エコロジーファッション1】テクニカルファイバーの出番 | デザイン・マーケティング GRAM思考法

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マーケティングコンサルタントの「GRAM」代表 永井正継が見る知的好奇心ブログ。

デザインを軸に日常で起こる様々な現象から、「マーケティング発想を身に付ける方法」を

お伝えします。

企業戦略にも、個人のパーソナルブランディングにも!

エコロジーは良い意味でも悪い意味でもブームの様相を呈してきました。

洋服のエコロジーというと、オーガニックやリサイクル事業が良く出てきますが、
素材の機能性を高めるというのも大きなエコに繋がるプロセスになります。

快適性を高める素材の使用は、すなわち暖房、冷房のエネルギー使用を低下させることが
可能になります。

簡単に言うとチョッとだけ我慢できる度合いが高くなるといったところでしょうか。

これは、環境破壊などのエコロジーを意識することからではなく、
エネルギー使用を減らす効果として期待されます。

政府広報から何度に設定しましょうというキャンペーンがありますが、
これって、気合の問題で、実際に設定するとけっこうきついものです。

気持ち的抑制も大切ですが、こういった合理性も加味して全体的キャンペーンを
展開していく必要性が高いと感じてしまいます。


結果的に消費者の心に影響が大きくなるのは、
家庭の支出を押さえるといったポイントを見える形にすること。
ところが突破口なって大きなムーブメントとなります。

自分のメリットと地球のメリットが一致するときにスパークします!

先冬、ユニクロのヒートテック素材は大ブームとなりました。

シーズン後半は売り切れが多かった商品です。
きていると薄くてもあったかく、重ね着をしても太って見えない。

エコロジーが謳われていたわけではありません。
でも結果がエコロジーを引き出しています。


ファッションにおけるエコとは実はこういった動きの中に、確かな足取りが
生まれてくるのだと感じます。

欧米でエコロジーはオーガニックがブームです。
でも日本は、こういった機能素材から確かなエコロジー生活の
ステップを踏むことが出来るのだと感じます。

機能素材の開発レベルは日本はトップクラスです。

私も、需要に結びつくような仕事をしなくてはいけませんね、、、。