河鍋暁斎 龍頭観音図 | OH!江戸パパ
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河鍋暁斎 (1831・5・18-1889・4・26)

 

 

龍頭観音図・・箱書きには 惺々暁斎図 龍美人 とありますが龍頭観音をモチーフにしたのは言うまでもありません。

 

 

 

この絵は龍に乗っている美人は浮世絵、龍は狩野派の技術が駆使されていて幼少の頃は歌川国芳門下で絵を習い、後年は狩野派で本格的に修行をした特異な経歴を持つハイブリッドな作品と言えます。

 

 

 

暁斎の掛け軸には短時間で一気に書いた席画が多く、所謂細密画は市場にあまり出ていないません。ですが今回、細密画と言っていい作品を入手しました。

 

 

龍の部分は狩野派の水墨画を踏襲したもので墨の濃淡で荒々しく仕上げています。頭に乗っている浮世絵風美人が毛先まで細密に描かれているのとは対照的で、暁斎の二面性が光ります。こんな絵は絵画史上ほかの誰も書けません。

 

 

暁斎の落款です。明治4年以降に描かれているのはまちがいありませんが、いつ描かれた作品かは特定できません。調べたら印鑑の使用時期等で少しは限定出きるかも知れません。

 

 

面白いのは箱書きで共箱(オリジナル)と思われます。惺々暁斎画 龍美人と蓋には書いてあり、箱本体の裏には冨田家家宝?と記入してあります。

 

 

箱の本体内側と蓋の裏側です、読める方はいますでしょうか?下の字は梵字でしょうか、わかりません。

 

 

 

文字をアップにしてみました。違うかもしれませんが一応、書いてある字をそのまま並べてみます。御物預可此美人何汝姿勢優柔事剛制烈余裕綽綽恐美人余又愛汝舎利骨忍・・わかりません大きな文字は冨田家か?

 

結局、どういう作品か判明しませんが、暁斎に依頼して高額で購入して冨田家の家宝となった、観音様を実際の娘か奥さんに見立てた絵で、もしかしたら追善絵かもしれません。

 

この絵はオークションサイトを見ながら寝てしまい、寝ぼけて相当な高値の最高入札額を入れてしまい、最終日前に気が付き最高入札額を低めにしたものの既に最高入札者は自分でそのまま翌日落札してしまいました。入札するのは本当は終了6分前がよいのですが、とりあえずは忘れないように入札だけいれたのが失敗しました。最高入札額は他の人にはわからないはずですが、今回入札履歴を見たら同じ人が小刻みに何度も上げていて自分の最高入札額のピタリ手前でやめていました。ただし良い作品なので今回は失敗して逆にラッキーだったと思います。

 

via 大江戸浮世絵美術館
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