前回に引き続き、
コアラのマーチのお話です!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210622/00/masaasia1108/2e/7f/j/o0678055314961029205.jpg?caw=800)
![おねがい](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/005.png)
そんな馴染みのあるコアラのマーチですが、
前回でも触れた通り、シンガポールにも海外版(タイが製造元)のコアラのマーチが販売されております!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210622/00/masaasia1108/e7/fc/j/o0591076514961042781.jpg?caw=800)
そして、
原材料はほぼほぼ一緒なのですが、
記載の仕方の違いと添加物の見方について、
詳しく書いていきたいと思います!
まず、
基本的に日本も海外も、その商品に占める原材料の多いものから順に記載されています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210622/00/masaasia1108/b3/a5/j/o0810108014961029229.jpg?caw=800)
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![下矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/121.png)
INGREDIENTS: Milk Chocolate Compound 60% , Wheat flour 18% , Corn Starch 5% , Shortening 5% , Sugar 3% , Egg 2% ,Calcium carbonate powder 1% , Raising agent (INS 503i 500i) Natural color INS 150d , Nature Identical and Artificial Flavor
これらを訳すと•••
原材料: ミルクチョコレート60%、小麦粉18%、コーンスターチ5%、ショートニング5%、砂糖 3%、卵 2%、 炭酸カルシウム 1%,、膨張剤 (INS 503i 500i)、 天然色素 (INS 150d)、天然香料及び合成香料
そして、日本のコアラのマーチの場合•••
原材料名:砂糖(国内製造又は外国製造)、小麦粉、植物油脂、カカオマス、でん粉、ショートニング、乳糖、全粉乳、液卵、ホエイパウダー、脱脂粉乳、クリームパウダー、食塩、ココアパウダー、ココアバター/膨張剤、カラメル色素、乳化剤(大豆由来)、香料
見て分かる通り、日本の記載の方が丁寧ですよね。
これは、厚生労働省が原材料の記載について、細かな表示をするよう定めているので、消費者は詳しく見ることができます。
一方で、海外の記載の仕方だと、ミルクチョコレートに何が含まれているのかが分かりません•••
次に、
添加物の見方についてです!
日本のコアラのマーチは一目瞭然!
スラッシュ(/)以降が主な添加物になります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210622/00/masaasia1108/3a/cc/j/o0810108014961029264.jpg?caw=800)
では、海外の商品の場合、(ここではコアラのマーチに限らず!)
添加物はどうやって見分けるのかというと•••
数字が書かれてある原材料に注目します!
例)
Raising agent (INS 503i 500i) Natural color INS 150d , Nature , Identical and Artificial Flavor
基本的に、添加物にはこのような3ケタの数字が記載されていることが多く、この表示がされた後の記載は全て添加物と捉えてよいでしょう。(*稀に例外あり)
※日本の場合「天然香料」も食品添加物に含まれます!
例えば、
Raising agent (INS 503i 500i)は
「膨張剤」のことなのですが、
INS 503iは、炭酸アンモニウムのことで、
パンやケーキなどの起泡剤として使用されます。見た目は白い結晶性の粉末で、塩に似ていますが、ベーキングパウダーのようなふんわりと生地を持ち上げる役割をしています。
INS 500iは、炭酸水素ナトリウムのことで、同じく見た目は塩のようですが、重曹のようにガスでしっかりと生地を持ち上げこんがりとした焼き目を付けてくれる役割をしています。クッキーやケーキに添加されていることが多いです。
このように、膨張剤の中でも
どのような成分の添加物が含まれているのかが、日本よりも詳しく記載されてあります。
これは、海外に輸出する際にとても重要になってくる商品表記の仕方で、
このINS番号(コーデックス委員会が定めた国際番号システム)が、海外に輸出できる添加物かどうかを決める基準となっています。
*食品添加物の種類によっては海外へ輸出できないものもあります!特にEUは食品添加物の制限が厳しいです!
また、INS番号によって使用できる食品が決められており、パンや焼き菓子▪ケーキなどには「INS503」「INS500」の表示をよく見かけます!
いかがでしたでしょうか?
まとめると•••
☆原材料の表記の仕方は、日本のコアラのマーチの方が丁寧!
☆添加物の表記の仕方は、海外版コアラのマーチの方がより丁寧!
☆日本の商品で添加物を見分けるには、/スラッシュ以降を見るべし!
☆海外の商品で添加物を見分けるには、3ケタの数字に着目するべし!
あと、余談ですが•••
海外版のコアラのマーチの方が、
香りが強いのをご存知でしょうか?
海外版のコアラのマーチを初めて食べた時に
その違和感に気付き、使用している香料が違うのではないかという結論に至りました!
興味を持った方は、
ぜひ一度お試しください!
今回は、
”原材料を見てみよう!~コアラのマーチ編~”
というお話でした!