思い出の馬 | 乗馬クラブ設立を夢見るまさあきのブログ

思い出の馬

競馬をする人には誰でも思い出の馬がいると思います
そこで私の思い出話をひとつ

私は高校卒業後ある地方競馬で働いてました
厩舎で働いて最初に担当した馬の名前は「ライトウッセロ」というメジロライアン産駒の3歳牝馬
中央から地方にきて通算未勝利
小さくて臆病でした

体重は410台から420キロ台で太らせようにもちゃんと食べてくれなく攻め馬はあまり強くしないように騎手の方に頼む毎日
チャカチャカしてばかりで曳いて歩くのが嫌だけど乗るのも嫌でどうしようもない

でもバカな子ほど可愛いとはよく言ったもので他の馬より可愛がった
人参、蜂蜜、角砂糖を飼い葉に混ぜ、太ること願った

その時から2戦目で初勝利
C級レースだけど本当に嬉しかった
しかしそれから1戦挟んだ後のレースでウッセロは落馬をして脚を怪我した

いつもチャカチャカしてた馬がおとなしく脚を引きずりながら歩いてるのは寂しかった
経験が浅いながら治らないと察した
そしてレースから数日後ウッセロは厩舎から姿を消した

厩舎をやめた後でも人参をへたくそに食べる嬉しそうなウッセロが俺を見てる顔が忘れられない