私の住む地域では、雪の降ること自体が珍しい。
そんな静かな夜に、与党が歴史的大勝という結果に終わった今回の選挙を少し距離を置いた気持ちで眺めていた。

かつて、自民党が初めて下野した1993年。
「自民党をぶっ壊す」という言葉が世間を席巻した2001年。
民主党政権が誕生した2009年。

いずれの選挙も、国民は「何かが変わるのではないか」という期待を抱き、担がれたリーダーに熱狂し、民意を示してきたのだと思う。

ただ、振り返ってみると、その熱は長く続かず、やがて失望に変わっていったように感じる場面も少なくなかった。

だからなのか、今回の結果を見ても、どこかで同じような懸念を抱いている自分がいる。
もし本当に「何か」が変わり、未来が少しでも良い方向へ向かうのなら、それは素直に嬉しい。
そうなってほしいとも思う。

それでも、なぜか胸の奥に小さな不安が残る。

数年後、あれが転換点だったねと笑って振り返れるハッピーエンドであればいい。
けれど、歴史がまた同じように繰り返されるバッドエンドだったとしたら――。
真冬の寒さのせいか、そんなことを考えていると少しだけ身が震える。

どこかで期待してしまう自分もいる気がする。
気のせいかもしれないけど、この国にきれいな虹がかかるのを見たい。

そう思った夜だった。