わたくし、ギャンブルは全くやらないのですが、競馬だけはちょっち興味があったりします。

競馬は競馬でも、メダルゲームのやつですが。


ゲームセンターで、ミニチュアの競走馬たちが競馬場を模した卓の上に並び、前後の脚をふよふよ開閉するように駆ける健気な姿が堪らんのです。

最近ではそれ系のゲームもすっかりデジタル化されているようで、めっきりその姿を見かけなくなって久しいですね。



そんなミニチュア競走馬たちのことも忘れかけていた先日。

webにて「レトロな競馬ゲーム」的なショート動画を発見!

その映像では手のひらサイズの競馬場で、お馬さんたちは「一体成形」になっているものの、小さなコースの上を移動してその速さを競い合っている!?

それも恐らくコンピュータ制御を介さぬアナログメカで動作しているらしい!?


お値段が手頃であることを確認した瞬間、ポチしたのであった!!!



来たのがこれ。

カレールゥの如く細長い箱に収まるは、その名も「ダービークラシック」!

ご家庭用のレースゲームを名乗る逸品である。

レースゲームと言っても自分で操作して勝敗を競うのではなく、お馬さんたちの順位を予想するタイプのもの。

まさにゲーセンで見たメダルゲームの簡易版と言えましょうぞ。


元は昔のアメリカのおもちゃなのかな?

そのイラストもなかなか味があって素晴らしい。

レトロでアナログな雰囲気がむんむんと迸っているぜ。



その中身がこちら。

、、、そろばん?な見た目は6レーンストレートの競馬場という訳である。

この茶色い板の上を、お馬さんたちが生き生きと駆け抜けるのですね。


裏はこんな感じ。


2つの蓋のうち、ネジ留めされている方はバッテリーコンパートメント。

もうひとつら6頭の色とりどりのお馬さんたちの収納スペースだぜ。

これならお片付けも安心で、行方不明馬を出す心配も少ないことでしょう!


また、使用時にはどのレーンにどの色という決まりはなく、好きな配置が出来ます。


このお馬さんたちは、、、

黄色のベースに一体成形のお馬さんがハマっているだけのもの。

磁石とか仕込んである訳でもなく、ただのプラの塊である。こいつがどうして走るのか、、、


裏側のもうひとつの蓋の中に単三電池2本を収めたら表側を観察しよう。

6つのレーンそれぞれにお馬さんを配置。

白いシーソースイッチをオンにすると茶色いレーンが前後に振動して馬を動かすという仕組みのよう。

手動のゲートを開放してやれば一斉にお馬さんがスタートする訳だ。



ゴール地点に目を移せば、、、

ゴールのインジケータが並ぶ。

該当レーンのお馬さんがゴールに到着したらこのフラッグが起き上がってゴール判定を目視する形だ。


まあいわば「それだけ」のおもちゃなんだが、何はともあれ動かしてみたい。



エキサイティング!

と同時に、かくかくと走るお馬さんたちがなんと愛くるしいことか。

こういうアナログな仕組みは堪らなく愛おしく感じる。

ルアーの泳ぎみたいな、いわば「健気さ」のようなものを感じずにはいられないぜっ。


一応、ランダムなからくりによって順位は毎回変わる模様。その仕組みについてはYouTubeに分解動画があったので、興味のある方はぜひ検索してみてくださいませ。