さて今回、既にMP2A1を所有しているにも拘らずUZI50を購入したのにはちゃあんと訳がある。
理由は3つ。
・元祖UZIの証たるヘブライ語刻印!
・古のマルシン以来の木スト!
・パワーソースがCo2!
どれひとつとっても、我が家に5本目のUZIを迎えるには十分すぎる理由である。
ヘブライ語で刻印打たれたトイガンなんか初めてだぜ。
今回の記事では木ストに注目していきます。
なんせ木スト。なんせ固定ストックだ。
UZIに惚れ込んだ幼少期の頃から、UZIのストックは正直イマイチだと思ってました。
その昔、ストックの長さの最適解は「グリップ握った時にストック後端が肘の内側にぴったり収まる」だと何かで見た。
それが絶対唯一の基準だとは思わんけど、なかなか的を射ているような気がする。
M16系やMP5A5はやや短くてコンパクトに構えられる気がするんだよね。
それに対してUZIのリトラクタブルストックを伸ばした時には、、、、、!
・・・長すぎるんだよ。。。
じゃあそれによって直接的に顕著に構えにくいかと言えばそうでもないんだけど、違和感は正直あるんだなあ。。。遠いというか。
更には関節が二つもあるもんだから、構えた時のガタつきも大きくなりやすいのである。
オマケにバットプレートの形状が絶妙に体に合わず、スッと構えてパッと肩にぴったりと収まる、、、、という感覚にならないのです。
それでもUZIが大好きなのは、やはりそのカッコよさに帰結してしまう。
ストックを折りたたんだ状態のカッコよさなのですよ。
本体とストックの、補強リブのデザイン的な親和性。
全体的にカッチリとしたひと纏まりになっている完ぺきな美なのである。
もともとUZIに惚れ込んだのも映画ターミネーターの片手乱射だった訳だしね。
その上で、固定ストックの安定感にも興味があったのも事実。
今は亡き月刊Gun誌のオマケDVDかなんかで、UZI特集の時があったのよ。
その中で、アメリカのSMGシューティングマッチみたいのが出てきて、そこで使用されていたUZIはみんな固定ストック!
固定ストック+フォアグリップのUZIに、リコイルバッファを追加してサイクルを上げている、というシューターが多いんだとか。
そう、折り畳みストックは収納には便利なものの、実用にはイマイチという見解が支配的なのであるっ。
そんな訳で興味深いのが純正の固定ストック。
我が手で確かめてみたいという願いも空しく、なかなか手にする機会がなかったところに今回のNortheastである。
「UZI」の無骨なイメージを覆す、その雅な木材の造形の美しきたるや!
後期型?だと頬付けする部分にくびれがあるようなんだが、このストレートなタイプも色気がある。
その見た目の麗しさは、さながらロングスカートを身に纏った貴婦人の如し!
小さなボルトハンドルと相まって、メタルストックと全く異なる妖艶さを放つ!
このストック、美しいだけではない。
リトラクタブルストックはキャップネジで脱着可能だが、この木ストは工具不要で脱着出来てしまう!
ここんとこの窪みに配置された四角いレバーを前方に倒すとロックが解除され、下後方へ外せる。
その構造は極めてシンプル。
グリップフレーム後方のレールにストックの先端を、フレーム後端の穴にストックのプラグを差し込んで、レバーで抜け止めをしてあるだけなのだ。
ただ、ストック後方はタダの穴になっているのでリトラクタブルストックを付けようとすると別途キャップボルトとナットを用意しなければならぬ。
それでもレバーの操作ひとつで簡単に脱着できるストックは嬉しい。
ここまで簡単にストックを脱着できるのは初めてかも。
同じ固定方法で、色んなストックのバリエーションがあったら楽しすぎるのでは!?
樹脂ストックでカラバリとか出たら最高じゃねえか。。。
(絶対出ない)
だが固定ストックのメリットは見た目の美しさや脱着の容易さだけではないっ。
ちゃんと構えやすいのである。
メタルストックの、肩への納まりの悪さがウソのような安定感なのである。
長さ自体は木ストの方が僅かに短いんだけど、がた付きの少なさや角度がいいのかも。
(メタルの方が本体に対しての角度がキツい。
うーん、、、素晴らしい、、、✨
こんなクオリティの高いUZIを、つがいで持てるなんて幸せすぎるだろ。。。
次回は運命の実射!!