デフォルメっぽい銃がすきです。とても。

ほら、プラモだと空にはハセガワたまごひこーき、海にはフジミのちび丸艦隊、陸にはちび丸ミリタリーがある訳ですよ。

そしてトイガンならマルイのミニ電動ガン!

、、なんだけど、今回は「デフォルメっぽい実銃」が存在するトイガンです。


東京マルイのスタンダード電動のCAR-15こと、M607。

フリマで安かったので買ってしまったんだぜ、、、、


実銃ならM16の最初のショーティということでいいのかな?

今どきのM4とは全く違った佇まいではあるが、その直系の始祖ということですよね。

(そういえば我が家にはM4がひとつもない、、


我が家のA1ショーティたち。

(M725はA2ショーティなので除外っ


XM177E2ことM629やM653のような円筒ハンドガードやストックとは一味違い、精悍ながらもどこかコミカルな雰囲気ですね。

そしてまさにそれがこのモデルの魅力なのである。

元のフルサイズのモデルをそのまま短縮したその姿がデフォルメ感を醸し、キュートなルックスで見る者を魅了するのだっ。

ミニUZIなんかもまさにその類ですよね。


ミニUZIでは小型化に伴うブラスト増加やサイクルアップを斜めマズルブレーキで軽減(しようと)していて、それがひとつのアイデンティティになってますね。


ならM607は小型化に伴う弊害にどう対策したか?

M607でも、やはり小型ながらサプレッサーがつくことに。

初期には標準的なチューリップハイダーがついてたようですが、この型の方が見映えもよくて好みです。

その後のM629ではこれにスリットが追加されたような形状になってて、変化の過程とその理由が想像出来て興味深い。


このハイダー、ちゃんとM14CCWで脱着可能な訳なんだけど、意外としっかりとした造りになっている。

MGCのM629のようなただの筒ではなく、ちゃんと「詰まって」いたりする。

さすがにチャンバー構造は再現されてないけどクラウンもあり、単体で手にするとそのずっしりとした重量に驚かされます。



わたくし的にはその最大の魅力はハンドガード。

M16のおにぎりハンドガードをそのまま短縮したかのような姿は愛くるしいという他ない。

ただその根本はフルサイズのもののように直接リングで束ねられている訳でなく、一旦三角断面のベースに収まってからそれをリングで抑える形になってます。

この辺の差異もなかなか興味深いものですね。


あ、あとEJポートのダストカバーのバネの向きが、M653と逆になっているのが面白い。

M653は「開く」方向にバネが効いているのに対して、M607はバネの力で「閉まっている」!

M653だとロックが甘くて勝手に開いちゃうので困ってたんだけど、その後改良されていたということか。

こういう変化は面白いですね。



そしてストック!

バットプレートに収められたレバーを左側に倒してロック解除すると、スプリングの力で伸びてくるという凝った作り。

操作性こそ今のタイプに劣るものの、元のシルエットを最大限維持している設計がやはり愛おしいのである。



そして、その性能やいかに。

初速、サイクルはこんな感じ。

初速の安定もさることながら、サイクルが意外と速くていい感じ。

わたくしはベストなサイクルに感じました。


ちなみに我が家の同社M653はというと、、、


2年前にショップにオーバーホールしてもらったときにメインスプリングを変えて貰っているせいか、初速がM607よりも高く、恐らくそれに伴ってサイクルがやや低めに。

どちらも気軽に売って遊べるナイスなライフルであるとともに、そのデザイン的個性は現代のM4系に勝るとも劣らぬ強烈なものを身に纏っているのである、、、、!!

MGCのABSモデルガンM16A1とツーショット。

昔、MGCのカタログの付録記事でイチロー氏が絶賛してたなあ。。。

当時、バレルレングスとかBFAノブの有無で色んなバリエーション出してたから、これもいずれ出るんだろうなと思っていました。

(遠く、若かりし日の想い出)