マルイのG26、非常によいピストルなんだけどいかんせん古い設計であるための弱点がみっつほど。

ひとつはスライドストップのノッチ削れ対策がされていないこと。

これはレバーを使用してのスライドリリースをしないことで対応するしかない。


ふたつめは、フレームが実物より大きくて実物用ホルスターとかに対応していないこと。

これは社外品でリアルサイズのフレームに交換で解決可能。


そしてみっつめの弱点は、トリガーのコッキングインジケータ機能がないということ。

こっちはどうやらリアシャシー?を新しい設計のもの(G18とか)と交換することで再現可能らしい。

 

えーでも分解こわいようー、と半年以上迷っていたがとうとう勇気を出してやってみることに。


定額小為替の購入がめんどいので、近所のジョーシンに取次ぎを依頼。

結果、およそ4週間弱で手元に届きました。



ここからが問題。

Web上のあらゆる情報を総動員っ。

この辺を詳しく記載してあるとこって、案外少なくて一苦労。

昔のMGCのマニュアルみたいに詳しく書いてないと怖いんだよ。。。

そして最後の砦はバラシながらの写真撮影ですね。

これでどうにか無事交換を完了したので自分用のメモも兼ねて記録を残しておきましょう。

 

 

まずはスライドを取り外し、フレーム後部のピンを抜きます。


そしてシャシー後端のプラスネジを外せば、フレームとの接続は切り離されます。



シャシーを上方にずらして引き抜くときの注意は(多分)マルイのガスブロ共通。



〇印のとこのノッカーロックとスプリングが飛び出しやすいので、慎重に手で押さえながらシャシーをずらしていきます。

この時トリガーバーがついてくるので、これを曲げないように注意しながら下前方にスライドさせて分離。

 



これでシャシーの摘出を完了である。

 

買ってきたG18用のものとの比較。


一見そっくりさんだけど、印をつけた部分の形状がちょびっと違います。

この僅かな違いによってコッキングインジケータが再現されているのだからすごいよね。。。

 

さあここからは未知の領域。

一応予習はしておいたものの、組立時の参考になるように写真を撮っておきましょう。




 

2本のピンを抜き取ったら、見事バラバラに。もう後戻りは出来ないぜっ。


 

これらのパーツを新しく取り寄せたG18用シャシーに組み込んでいくんだけど、コツはたったのふたつ。

恐らく最難関はハンマーの組込なんだけど、先にローラ、スプリング付のハンマーにノッカーを組んでおいてシャシーへ、、、



ここからハンマーのピンを差し込む位置合わせが難しいんだけど、シアのピンが0.4mm細いので代わりにこれを右側から半刺ししておいて半固定。

この状態でハンマーを回転させたりぐりぐりして穴が合ったところで左側からピンを差し込むっ。


これでどうにかハンマーの組込は可能かと

 


そしてもう一つのコツはシアのピンで留められているノッカーのスプリング。

ノッカーに引っ掛けながらだとピンが通しにくいので、まずはピンだけ通しちゃうっ。


その後スプリングの先っちょをノッカーの穴に通してやれば簡単に組立が出来てしまうのです。


これでシャシーをフレームに元通り納めてしまえば組立完了、

、、、のはずだったのだが、さらに2点の難関が!?

 

なにやらやけにシャシーの納まりが悪いので内部を見回してみたらば。





ハンマースプリングの位置がなんか合ってない?っぽくてフレームに干渉。。。

ここはスプリングのテンションに影響しないものと判断して力業でそのまま組立っ。

 

そしてスライドの動きがやけに渋くなり、閉鎖不良が頻発。


これは多分新品のパーツを使用したためにアタリがまだ取れていなかったっぽい?

繰り返し試射を行っていき、200発ほどで動作にほとんど影響がない程度に落ち着いてきました。

その初速も0.2g63m/s程度で安定。性能への影響はなさそうだ。

 

そして目的であったコッキングインジケータも見事獲得っ。



いいねえ、、いいよ。。。

トリガーが後退した状態って、DAオートやリボルバーだとハンマーコッキングのポジションなんですよね。

「すぐにタマが出るぞ」な印象が強いのです。

それがグロックだと逆に「撃てないよ」状態であるということがなかなか面白いと感じるのはわたくしだけ?

いずれにせよ(トイガンでは)インターナルハンマー方式の銃のコッキング状態が見た目や感触で判断出来るのは素晴らしいですね。