ベレッタ大好き。
いっとき、我がブログがUZIだらけの時期がありましたが、ピストルは断然ベレッタ92系推しのわたくし、今度はベレッタだらけです。
直線と曲線が見事に混じり合った美しいイタリアンデザインは、まさにピストル界のフェラーリ。。。
21世紀の今となっては古臭くなってしまったデザインの部分も否めないが、それでも全体のバランスがよく、均整のとれた素晴らしいピストルだと思う。
ダブルアクション、ダブルカアラム、デコッキングにAFPBという20世紀後半の一通りのステータスを揃えている、と言うわけだ。
そこからまたピストルは進化を続けて、ポリマーフレーム、アンダーレール、ストライカー方式の選択、と言った道を辿って行くことになるんだけど、その辺全てをグロックが先駆けているのはホントにすごいよね。
そして先日中古で購入したマルイM9A1では、M9からの変更点を見ていくにつれ、さりげなくも合理的な進化であることを感じられましたの。
じゃあさ、M9の『先代』である92SBはどうだったんだっけ?と気になって、今回マルシンのモデルガンにスポットライトを当ててみようと思いましたっ。
モデルは、90年代半ばころに購入した組み立てキットのもの。
センターファイアのPFCブローバックモデルに、マルシンのスプレーで塗装したものです。
MGCのCPカートセンターファイア程ではなかったものの、なかなかよく動いた記憶。
流石に最近は恐ろしくて発火は出来ないけど、観賞用としても必要十分なクオリティではなかろうか。
その外観はパッと見、92Fと大差なさそうに見える。。。
M9→A1の変化と同様に、その差は大きなものではないんだよね。
主にその変化はフレーム側にある。
その1。トリガーガード。
92Fではセレーション入りの角形なのに対して、92SBでは丸いオーソドックスなもの。
当時は、トリガーガードにウイークハンド側の人差し指をかけるのが流行ってたのです。
同じような時代のS&WならM59やM645らへんがスクエアなトリガーガードになってるもんね。
GLOCKもSIG SAUERも最初からスクエアトリガーガードだね。
正直ココも、わたくしの趣味で言えば丸いタイプの方が優しいデザインで好きだったりする。
M1911A1もM1935も、ノーマルならラウンドタイプになってて、それに見慣れていたということもあるかもだけど。
実際ここの差だけでも気が付けばまあまあ印象が違って見えるもんで、92Fが「オス」、92SBが「メス」な感じするよね?ね!?
その2。グリップのフロント部。
92Fでは裾の部分が広がっているのに対して92SBではストレート。
その差は僅かなもので、交互に握り比べてもどっちがどっちかわからない気がする。。。
ここは恐らく握り心地というよりも、手を滑らせて落としたりしにくい様にするデザインということかも。
ストレート形状だとすっぽぬけやすいもんね。
前述のトリガーガードとは逆に、ここは92Fの方が曲線的になっているため、この部分に関しては92Fの方が雅ですね。
92SBでは少しそっけないデザインに感じられるかも。
その3。ランヤードリング
・・・ここのデザインの差は正直よくわからんw
軍やら警察やらでランヤードを装着出来るようにするためのリングなんだけど、92SBで前後方向の穴だったのが92Fで左右方向の穴に変更。。。
機能的に何か違うんやろか!?
ランヤードのフックの脱着の時に、横穴の方が視認しやすくて扱いやすいということになるのかな。。。
ワイ、ランヤードをつけたことがないので全く想像できず。。。
その4。グリップパネル
SB→Fで角ばったデザインに変わった箇所のひとつ。
Fで角ばった形にそぎ落とされたグリップ上部後端は、SBでは丸みを帯びている。
女性的な撫で肩になっていて柔らかみのあるデザインが美しいぜっ。
だがここのデザイン変更も正直意図がわからんw
スライドストップを操作するときの親指の避けかな?
でもSBの形でも全く支障がないんだよなあ。。。
80年代のクルマのように、角ばったデザインが好まれた結果なのだろうか。
その5。マガジンベース
マガジンは両者で互換するものの、ベースの形状が異なっている。
ここも、92SB→92Fで角ばった箇所ですね。
SBがプレス製なのに対してFは、、、これはなんだろう?キャスト→削り出しなのか!?
いずれにしても手間とコストのかかる方向への変更のような気がするな。
この方が曲がったりはしにくいのかも!?
我が愛するベレッタの92シリーズ。
SB→F→FS→A1と、一歩ずつ進化を遂げて行った足跡がここに。
最新型はA3だっけな?あれもなかなか魅力的なんだけど、マルイからはガスブロの発売はいまのとこナシ。
KSCのは色合いが気に入らないしBATONはCo2なので敬遠。。。
マルイから黒のA3が出たら超欲しいなーなどと妄想しつつ、その元祖たるSBを愛でるのでした。