オクで安価で入手できた、マルゼン旧ガスブロ用のマガジン2本。

そのオマケでついてきたM11の動作が極めて不安定。。。

 

セミでは不発?フルでも1~2発で動作停止というありさま。。。

手動でがちゃがちゃ動かしてみて、どうもボルトが閉鎖不良するっぽいことが判明した。

特に(実際の動作ではありえないけど)ボルトをゆっくり落とすとシアが動作しない様子。

また、ノズルの戻りが悪い傾向も見受けられた。

 

 

うーん、折角入手出来たので、ちょっと怖いけどばらしてメンテを試みてみるか。

 

 

分解の初手は、ボディの上下分割。

フレーム前方のでかいネジを外し、後方のロールピンを抜去。

さらにグリップを取り外せばボディ上半分を引き抜けるようになる。


そして、引き抜いた上半分の前方ロールピンを抜いてフロントサイトを取外し、さらに右側3か所のスクリューを外せばモナカ割りが出来る。


さあ、怖いのはここからである。。。

リコイルスプリングやらが飛んでいかないように警戒しつつ、慎重にボルトを引き抜く。

幸いリコイルスプリングはCリングでガイドに留めてあり、飛んでいくこともボルトから脱落することもなかった。


しかし、ここまでのところで明確な異常が確認できず、ノズル、シリンダー周りの確認が必要に。

ボルト上部のローラーの横にあるビスを抜いてシリンダーユニットを取外し。




シリンダーとノズル、そして同リターンスプリングとそのガイド。

シリンダー内部にそれなりの汚れがあったものの、露骨なキズや割れ、破損もなし。

それよりも、ピストンの動きが滑らかながらえらい固く感じる。明らかにリターンスプリングでは戻しきれない固さである。

疑問に思いつつシリコンオイルを念入りに塗布して再組立て。

ボディ内部に溜まっていたほこりやゴミカスを除去し、必要箇所には給脂をしつつ組立完了。

その成果は、、、、、、あ残念wwww

動作不良は一切の改善をしませんでしたwwwww

不良個所の特定が出来ていないので当然だけど。

 

 

ただやはり、ボルトの閉鎖不良はノズルの動きの固さに起因しているっぽいことが分かった。

メインスプリングの強さが、ノズルの動きの固さに負けているという状態なのであるっ。

このノズルの動きの固さは、正常なのだろうか。。。

 

試しに、年末に購入した方のM11をばらしてノズル周りを確認。

シリンダーをバラさずに、指でノズルを動かしてみたらば全然動きが軽い??

そしてストローク一杯までノズルを動かして驚愕の事実を確認。

ノズル後部のOリングが、   な   い   。

新たに入手した方のノズルにはついていたOリングが、こっちにはついていないのである。

確かにそれならノズルの動きは軽いよね。。。

しかも、その方が正常に動作しているということは、、、、!!


新たに入手した方のノズルから、Oリングを撤去。

これでノズルの動きが軽くなった!これなら動作が改善しそうっ!

シリンダーユニットをボルトに戻し、再組立て。

マガジンにガスを注入して本体に装填、ボルトをコッキングしてセレクタをSEMIに合わせてトリガーを絞ると、、、、

 

『タン!タン!タン!』と小気味よく動作!さっきまでは不発ばかりだったのがまるで嘘のよう。。。

セレクタをFULLに合わせてトリガーを引けば『タララララ』っと、先に入手のM11に劣らぬ軽快な連射がっ。

 

また、、、いい買い物をしてしまった。。。

しかも今回の落札価格は、先に入手のものの購入価格より安かったので大満足。

オマケに今回のような「謎解き」も楽しめてしまった。。。


これで両手にM11with ロングマガジンを持ってバリバリ撃ちまくれるぜっっっ。

マイアミバイスのEvanみたいに交互にバリバリ撃ってやるぞうっ!!