数年前に、過去記事で紹介したことはあるけど、我が家には3種のUZIがございます。

 

マルシンのライブカートガスブロとモデルガン版、そしてマルイの電動。

どれも廃盤の上に破損個所もあったりで、気軽に遊べるという訳にはいかず、現在では盆栽として余生を過ごしている状態だ。

 

全てフルサイズのUZIなんだけど、miniやらmicroにも興味はあったものの食指を伸ばせるものに巡り合えず

今回初めてのminiUZIとしてKWC製を迎えることになります。

過去にあったマルゼンの「TYPE U」名義のUZIピストルも欲しかったけど、あれはストックがなかったので見送ったんだっけな。

 


みよ、このスタイル。



フルサイズUZIのデフォルメ版の如き圧縮具合である。

フルサイズUZI独特のストックも、miniUZIでは単純なフォールディング式になっている。

この、エジェクションポートを避けるカーブがたまんねえや。

だがこのカーブのせいで、トリガーフィンガーをトリガーから避けようとした時に、指を置く場所がなかったりするのが少々不満である。

それ以外は見た目もいいしナイスである。



ストックを伸ばせばこのプロポーション。

正直、このタイプのストックの実用性はあまり期待してなかったんだけど、思いの外の使いやすさに驚いた!

フルサイズUZIのリトラクタブルよりもいい感じな気がする。オマケに展開・折り畳みもロックなしのワンタッチで便利!

まあゆくゆくは緩くなって固定が甘くなりそうではあるが、摺動部にグラスをしこたま塗り込んで少しでも延命を目論みましょう。



フルサイズ版と比較すると、グリップからストック後端までの距離がほぼ同じ!

小型化はされているが、構えた時の感触への影響は最小限になっているといえるのかも。



 

マズルのコンペンセイターもフルサイズUZIとの相違点。



バレルの真上ではなく斜め右に開けてあるのがミソ。

これなぜ真上じゃないのかずっと気になっていたんだけど、どうやら「右利きが構えた時」を想定しているらしい。

射手は反動を右肩で受ける為、リコイルは体軸を中心として右回転する方向に感じられるワケ。

それを、発射ガスを右上に逃がすことで左下方向への推力を生じさせて、反動による捻りを軽減させようというコンセプトだそうな。こういう小さな知恵は面白い。

ただ現在あまり一般的なタイプでないところを見ると、然程の効果はなかったということなんだろうな。もしくは左利き射手への配慮か。


その下に写るフロントサイトはフルサイズUziより豪華になっている。

ねじ込むことでエレベーション調整できる事は同じだけど、フルサイズ版にはポジティブなロックはなかったもんな。それがこのmini UziではM16みたいに90°毎にロックが出来るようになっている訳だが、調整には専用ツールが必要になってしまうということか。

M16なら先の尖った実弾の先端を使ったり出来るだろうが、Uziの使用弾薬たる9mmラウンドノーズでは無理だよな。。。


幸いKWC製にはこんなアイテムが付属。

フロントサイト調整はこいつを使えという温かい心遣いである。


後方のリアサイトもフルサイズUziと違う模様。

何やらガードの右側に円盤が貼りついてて、R・Lの矢印が。

フルサイズUziではウィンデージ調整不可だったが、miniでは可能になっている。実に豪華な仕様なのである、、、!

ただここの調整ダイヤルの形状はなんだろう。。。
素手では回しにくい(出来ないと言うことはないけど)が専用ツールがある訳でもなく、弾薬を使う訳でもなさそう。謎形状である。。。


つづく。