前回ヤフオクでMGCのパーツを探した折、他にも様々なMGC製品が出品されていることが目についた。
大半はジャンクだったりするんだが、その中で一際光る美しいピストルに、思わずはっと息を呑み、そしてうっかり心を奪われた。。。
その名はS&W M645。。。
固定スライドガスガン最後期といえる時期の、MGC最高傑作と(わたくしに)呼ばれるモデル!!!
その実銃は、発売当初はガバを超える至高の45オートと評され、マイアミバイスのソニーの2代目(パイロット版入れたら3代目)ピストルにも採用された傑作。
ガスガンもそのメッキの美しさのみならず、バレルに掘られたライフリングからくる命中精度の高さが高く評価された逸品なのである!!!
流石にガスブロでなく固定スライドではあるんだけど、とにかくその存在感は圧倒的と言わざるを得ない。
ああああああああああああああああ
買っちゃった。
このメッキの色合い、質感、ヘアライン仕上げ。
プラの上からメッキかけてるだけとはにわかには信じがたい美しさ。
知らない人が見たらホンモノのステンレスに見えるかも?というレベルでとにかくキレイなのだ。
とにかくこれだけでもこの銃は価値があると断言出来てしまうレベルである。
だがなんせ安価で手に入れた中古。
完璧と言うわけにもいかず。
前オーナーさまがつけたと思われるキズがスライドに。。。
扇状の擦り傷がついてしまっている。
まるで南部十四年式の如し!
中古品としての惜しさはここだけかな。
あとは製品としての惜しさ。
グリップパネルとトリガー上部のトレードマークが省略されている。
スライドにはばっちり「SMITH &WESSON」の刻印があるけどここは遠慮したのかはたまたコストの関係か。
でもね、本当に「惜しい」ポイントはそのくらい。
ブローバック とかしないけど、そんなことどうでもよくなる。
エジェクションポートから除くチェンバーの色艶刻印とかもう呼吸を忘れて見惚れてしまう。
ここ、実際にはスライド外して裏から見るとなんのことはない薄い板切れが貼り付けてあるだけなんだけど、そうは見えないでしょ!?
45ACPの圧力に耐える分厚いチェンバーが、まさにそこにあるかのような佇まい。たまらんすぎ。
M645の美しさの理由のひとつには色目の多さにもあると思う。
シルバーボディに黒グリップだと、ぱっと見は白黒で彩りがない。
ベレッタならその造形美もさることながら、セフティレバーの赤ポイントに、木グリをつけたら彩度は高まる。
このM645だとフロントサイトにも赤が入って色のバランスも良好なのです。
最近だと集光ファイバーのアイアンサイトもよく見かけるが、これはまさにその元祖と言ったところかな!?
ライフリング入りのインナーバレル!
コクサイのM5906と。
メッキが美しい過ぎるなあ、、、、。
んまあ実際にはタマが直接ミゾに食い込んで回転する訳ではなく、発射ガスの整流が目的らしいんだけど、発売当時は「5mで2cmのグルーピング!」と派手に宣伝してた記憶がある。
きっと効果はあるんでしょうね。
実際、試射してみたらば現在のマルイガスブロレベルの命中精度は有している模様。大したものです。
この頃のメッキって質感すげーいいよね。
最近はFDA一色とかポリマーフレームとかで、オールステンレスの銃自体が少なくなってるけど、やっぱキレイな銃っていいもんです。
時流の趨勢として全体的に「スペシャルフォース」だの「タクティカル」だのばかりが流行ってるけど、わたくし的には「木グリ」とか「皮ホルスター」に魅力を感じるのは歳のせいか、ヒネた性格のせいなのか、、、(自虐