例の「シューティングカフェバー」のせいで(おかげで?)

ガスガン熱が今なお収まらぬ。

去年の夏の頃にはまだカフェへの持ち込みやすさを考慮して

ガスブロピストルの購入をしたんだが、

この期に及んでガスショットガンへの想いが断ち切れぬ。

買っちゃえ。えい。


正直、ソウドオフタイプの「ブリーチャー」と迷ったんだが

やはりサイティング時の安定からフルサイズのストック付をチョイスしました。

「タクティカル」という選択肢もあったんだけど正直眼中になし。

実用性、拡張性は解るんだけど、やはりショットガンのサイトはビード&セレーションが好きなのです。

また手持ちのショットガン(モデルガン・エアガン問わず)が全部

センサティックやメタルストックなので、ウッド調のやつが欲しかったのねん。

 ほら。




やはり、軽いポンプ操作はいい!

SPASのようなエアシステムだと、いかにも「エアコッキングガン」な感触である。

しかも操作が重すぎて体力使う上に左手首を痛めてしまう(年寄なのです)。

その操作音もエアコキらしさ全開で、特に発射時の「ガンッ!」という音が安っぽくて泣ける。

 

そこでガスのショットガンなのだっ。

軽い操作で楽々のポンプ操作、しかも音も金属的でムード満点。

世の中にはなんて素晴らしいものがあるのでしょう。。。

 

自宅でプリンキング。

網タオルターゲットに向けて発射だ。

 

マルゼンM1100のものと似た形のガスタンクを、ストックに差し込む。

このガスタンク、マルゼンと違ってリコイルパッドと一体になっていない。


恐らく、今後他のモデルを出すときに共用に出来るようにという配慮なのかな?

なのでその分ストックからのでっぱりがないため、若干セットしにくい気はする。

(タンクの後端がストック後端とツライチになるので、

 マルゼンのように叩いて入れようとすると失敗しそう)

 

SPASと共通のシェル型マガジンをローディングゲートからセットしたら

フォアエンドをスライド操作して装填!

 

「ジャキン」とか「ガシャン」とかの擬音で表現されるこの操作音にうっとり。

だが調べたらちょっちストロークが短いらしい。

その引きの重さについては、体感的にはやはり我が家のショットガンの中で

もっとも軽い。

SPASより軽いのは当然ながら、MGCM31よりも軽い。

それでもその「感触」はやっぱり僅かな違和感を残すかも。


フォアエンド操作でボルトを後退させるとき、実銃なら恐らく

最初に感じるのはシェルキャリアへのタッチじゃないかな?

その後シェルキャリアのテコの重みを感じつつメインスプリングのテンションを圧縮。

シアがハンマーのノッチを捉えてから少々のストロークを経てボルト後端がハンマー上を通過、

一瞬軽くなった手応えはすぐさまストロークの行き止まりに辿り着く。

その瞬間に、下降しきったシェルキャリアがチューブラーマガジンのロックを解除。

その微かな、板バネの粘りの感触とほぼ同時に、飛び出したシェルが

シェルキャリアを叩く小さく硬い感触。ボルトを前進させる合図だ。

シェルキャリアを上昇させるテコの感触からの解放に時間はかからず

時を同じくしてボルト前端がシェルのリムを捉えるヒット感、移動するシェルのすべりが

チェンバーに届いた時、ボルトがロックされてサイクルが終わる訳だ。

この、前後進の直線運動、シェルキャリアとハンマーの回転運動のすべてが

ポンプアクションの手応え、感触を作り出す。

 

・・・んだけど、もちろんケースレスのガスガンではその辺の稼働部品は随分異なる訳で

MGCM31やマルゼンM1100で慣れた感触とはやはり違って感じる。

まあケースレスにしてはかなりリアルな感触(と音)だと思うし、

エアのSPAS12と比較しても相当リアルにはなっているもんだから

むしろ素直に「よくできている」と感じられる感性を持っていたいものです。

 

 

いよいよ発射。

その細めのトリガーにかける人差し指に力を加えていくと

短いストロークでクリスピーな感触を残して発射。

流石にガスガンだけあって、エアのSPAS12とは比べるべくもない小さな発射音を残し

3発のタマがターゲットを揺らした。

その弾道は、我が家の10m弱の射程では極めてフラット。

続けてポンプ操作をして次弾を装填。

次々とタオルターゲットに撃ち込んでいく。

素晴らしい。実によろしい。

 

やっぱポンプアクションのショットガンは気持ちいい。

フルオートほどタマの跳ね返りの心配をしなくていいし

「操作する楽しみ」ってあるよね。

 

大昔に初めて手にしたコクサイのセミオートガスガンM16A1(ケースレスのやつ)。

射撃自体は次々と撃てて楽しかったんだけど、操作するところがトリガーしかないということに

少々のつまらなさも同時に感じたのよ。

オレは確かに銃を撃っているんだけど、、何か物足りない、、、、て。

 

毎回バネ圧縮のエアガンはめんどくさいと言い、ガスガンでは物足りないと感じる。

結局ないものねだりなのかもですね。

まあコクサイM16はブローバックもしないしセミオンリーだし、というのもあると思うけど、

それなら電動ガン類もつまらないと感じるのか・・・?

いや、今時の電動ガンは可動部品も多いのでそこまでじゃないのかも。

(ストック、リアサイト、チャージングハンドル、バイポッドとか)

 

話しが逸れた。

このマルイM870、射撃している、銃を操作している、という実感すら与えてくれる。

あらゆる面で素晴らしいんだけど、強いて言うならば1点だけ、ないものねだり。。。

 

SPAS12だと、射撃時に猛烈な発射音がしてそれが安っぽく感じたんだけど

このM870、ガスガンなもんだから射撃音は小さい。

それが我が家の住宅事情にもマッチしていてメリットでもあるんだけど

同時に物足りなさも感じてしまうのだ!!!

 

まあこいつは充電待ちの時間も必要ないため

ご自宅でのお気軽なプリンキング用に活用しましょう。

充分すぎる実用性です。

 

でもちょっち気になったのがココ。

よくあるビードのフロントサイトがちょっとした台に乗ってるんだけど、このだけABS製。

それはいいんだが、バレルへの固定が両面テープなのだっ。

ちょっと棚の隙間に立てといた時にぐらついて、壁にサイトが擦れて剥がれかけてしもた。

気がついたら無くなってそうで怖いんだが、接着剤とか使ったら、付け替えたくなった時(あるか?)が心配というジレンマ。


あとね、ここ。


既に世によく知られた3発⇄6発切替えスイッチなんだけど、これ装填中にやらない方がいいらしい?

何度かやっちゃったけど、どうもノズル破損の原因になる恐れがあるとかないとか。

操作する場合は、マガジンを抜いた状態で切り替えるように要注意、と肝に銘じる。。。




 

で、欲望は尽きないもので。


見た目カスタムパーツでマガジンエクステンションチューブ装着。


音よし、重さよし、実射よし、見た目よし。

わたくし好みのショットガン、完成。