19日、祥月命日のお経と一通りの法要をつつがなく済ませた後、
母と長崎へ夕食に出かけました。
お店は「パティスリー・カミーユ」。
そう、あのハウステンボス名誉総料理長だった上柿元勝シェフが昨年始められたお店です。
もともとスイーツのお店なのですが、上柿元シェフがいらっしゃる時は予約のみディナーも供される、
との噂を聞き、2ヶ月前に電話してみたところたまたまこの日の予約がとれたんですよ、奥さん!
「ジャンボ宝くじが当たったら上柿元さんに特別ディナー会を開いてもらう」という夢をもってるくらい
母は上柿元シェフのお料理の大ファン。
ハウステンボスを去られてからというもの本当にがっかりしたみたいで、「もう一度上柿元さんのお料理をたべたかね~」と幾度となく言っておりました。
なのでちょっと高いけど(エリタージュの上のコースくらいのお値段)最近弱気になってる母への親孝行と思って招待いたしました
父、ごめんね、祥月命日なのに私達ばっかり美味しいもの食べて。
でもこの日は好きなものばっかりご仏前にお供えしてきたから許してね。
パティスリー・カミーユは、ココ・ウォークという昨年できたショッピングビルの一階にあります。
この日のお客様は私達を入れて4組。
私達は小さなテーブル席に案内されました。
あとの座席はテーブル席1つとソファ席2つ。小さなお店です。
メニューはおまかせコース1種類のみ。
ワインはボトルはなく、御願いすればお料理に合わせてグラスでワインを出していただけます(+5000円)
LOUIS ROEDERER(詳しいキュベ名は不明)
スターターのシャンパーニュはとても綺麗な味わい。
スッキリとした佇まいのシャンパーニュでした。
アミューズ 旬の魚のスモーク
おお、エリタージュ時代とはかなり毛色が変わったアミューズですなぁ。
最初「なんか生臭そう。。」と思ったものの、食べてみたらまったくそんなことはなく、
スモークされた香ばしさと旨味が口の中に溢れました
![恋の矢](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/033.gif)
魚に乗ってる丸いものはエリンギです
![ニコニコ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/139.gif)
ピスタチオ入り鹿児島県産黒豚のテリーヌ 秋野菜のマリネ添え
テリーヌ、美味い!テリ-ヌ、美味い!
テリーヌはあまり得意でない母も「これはおいしかね~」とガツガツ食べちょります
![ニコニコ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/139.gif)
付け合わせの野菜もまた味が濃くて味わい深いこと
![音譜](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
長崎産赤座海老のクリームスープ バジリックの香り
ちょっとスパイシーで独特の香草の香り。
濃厚なスープには赤座海老のエキスが充実していて、最後の一滴までパンですくっていただきましたよ
![音譜](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
カフェオレ風の泡立てたスープ仕立てにしたものも食べてみたい(贅沢)。
Verget Macon-Villages2006
長崎魚市で水揚げされた天然鯛とほうれん草、トマトのショーソン プロヴァンス風
パイもサクサクで軽く、中も素晴しい火加減 d(>_< )Good!!
Geantet Pansiot Bourgogne "Pinot Fin"2006
次のお肉のソースにはちょっと弱かったかな?
完全にお料理に負けておりました。
近江牛背ロース肉のポアレ 赤ワインソース
メインはオーソドックスな赤ワインソースでビシッと締める、このスタイル大好きです。
個人的にはもう少し脂少なめなお肉がいいのですが、ソースの酸味とあいまってまるでくどさはありません。
ボリュームもたっぷりでお腹一杯
![音譜](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
カミーユオリジナルデザート
かわいい小菓子
マカロン一つ食べてしまっています
![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
最後にコーヒーで終了。
久々の上柿元さんのお料理は、相変わらず繊細で絶妙な味のバランスが感じられ、やっぱり素晴しい
![ラブラブ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
オーソドックスでありながらまるで古めかしくなく、むしろ新しさを感じさせてくれるお料理は、
やはり上柿元シェフが今も現場に立ってご自分でお客様の顔を見ながらお料理をつくられてるからでしょう。
本物ってやはり素晴しいですね。
お料理に比べてワインがちょっとつらい部分もありましたが、ここはエリタージュでもなく、レストランでさえないのでしょうがないことだと思います。
でも、このお料理にはもう少し良いワインをあわせてあげたい。
持ち込みができないか、今度訪問する際には交渉してみようかな。
お店のご迷惑にならない範囲で。
食後、母はすっかり元気になりました。
お店を出る際、珍しくはしゃぎながら上柿元シェフとお話をしておりましたよ。
良かった良かった
![ニコニコ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/139.gif)
年末にタイミングがあって予約が取れればまた来ることにしましょう。
この後は母は駅前のニュー長崎(お高いシティホテル)へ、私はビジネスホテルへとまり(貧富の差。。)、私は翌朝一番の飛行機で東京へ。
そのまま会社へ出社したら、トラブル続出でてんてこ舞
![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
・・・父のいやがらせか。
ミーハー親子の図。