似たような考え方で各国はいろいろな車両を作っていますが、
スカウト(強行偵察)は作戦上必要な行動で、
こっそり隠密的に偵察することに対して、
見つかってもいいから探ってくる!
見つかったら何発か弾打ち込んで逃げてくる、という発想です。
今回ドイツの八輪重装甲車と、アメリカのグレイハウンドを同時に作りました。
一応くくりとしてはタイヤで走る、ということにしています。
ドイツ八輪重装甲車はタミヤの古い製品で、
一応リニューアルパーツやデカール替えでアイテムが新しくなっています。
組み立てはアンテナ以外は古さは感じなくて普通に組みあがります。
人形も新しくアフリカ軍団の兵士、将校が付属しています。
今回八輪駆動、八輪ステアリングの構造を簡易的に再現してみました。
と言っても固定されているシャフトを切断して動くようにしてるだけです。
裏返してみないとそんな乱暴なことしてるとは気づかないので、
モデルとしてはこれでOKでしょう。
ディテールは古い製品にもかかわらずシャープかつ的確で、
もっと評価されてもいいのにと感じます。
模型雑誌で作例を読むとさらにエッジを鋭くしている例も多いのですが、
私的にはこの程度で十分だと思って接着剤のはみだしを
やすり掛けする程度にしています。
エッジを出すことをやすり掛けで行うのではなく、
塗装でそれらしく見せています。
全体をダークイエローで塗装した後、
ダークアイアンでエッジ部分を擦った感じにして
ところどころフラットアルミをほんの少しだけドライブラシして剥がれっぽくしています。
タイヤを中心とした泥汚れは
ウェザリング用エナメルを使いタイヤ中心から外に向かって汚しています。
タイヤ近くのフェンダーは前から後ろに向かって
泥が飛び散った感じにドライブラシ、
最後にタミヤのウェザリングマスター(お化粧道具のようなもの)で仕上げで
粉っぽく、つや消しにしています。
現場感を上げるために車体各所にいろんなものを取り付けています。
キットにはリュックや布袋、ジェリカンが付いていますが、
水筒やヘルメットをぶら下げたり、ベルトで止めたシートも付けました。
塗装でやや不確定なのはアンテナ支柱です。
作例では木製ということにして木目が見える棒の様に塗装していますが、
説明書にはそうではない指示になっています。
絶縁を考慮するなら木製でしょうけど、塗装はどうなのかは私は知りません。
最後に艶消しスプレーを吹き付けて完成です。
中学生の頃作った時はジャーマングレーで塗装した記憶があります。
ハッチから身を乗り出した乗員がベレー帽だったことに
珍しさを感じていました。
グレイハウンドはタミヤの古い製品がありますが、
今回製作したのは完全リニューアル版です。
古い製品はスタイルそのものにもやや不満の残るものでしたが、
当時の基本スタイルであるモーターライズからくる形状の妥協点だった可能性が高いので、
現行のモデルと比べるのは一概に正しいとは言えないものかもしれません。
ただ、完全ディスプレーモデルとしてリニューアルされたグレイハウンドは
まさに立体資料と言えるもので、素晴らしいものだと感じます。
プレス鋼板で作られた直線的で脆弱そうな車体に
鋳物で作られた砲塔が乗っかった独特なフォルムが
アメリカっぽくて愛嬌ある車両です。
天井が開いた砲塔や、運転席のハッチも開閉選択式なため、
見える範囲はインテリアも簡易ながら再現されています。
こうして見るとハンドルは近いところにあるのがわかります。
また消火器も良く見えてしまうので塗装は丁寧にしました。
砲塔には別売りのアメリカ軍車両搭載パーツセットから
リュックやシート状のものなど取り付けてみました。
砲塔に取り付けるので砲塔のカーブに合わせて曲げてみました。
塗装は車体のオリーブドラブと変化を付けるため
ダークグリーンにしてみました。
車体の塗装はオリーブドラブを吹き付けて基本は終わり。
タイヤ周りは八輪重装甲車と同じで同時に作ることの便利さがわかります。
全体の仕上げも全く同じで、ウェザリングマスターをこすりつけてます。
最近は人形から車両、飛行機、軍艦まで仕上げに使っています。
製品に付属のフィギュアは双眼鏡を覗いているポーズのもの一つですが、
寂しいと思い、アメリカ軍偵察セットの人形を作って
一緒に並べました。
運転席から体を乗り出している人形が特に効果的と感じます。
このセットは最近のタミヤのスタンダードである
3Dスキャンされたデーターを原型とするもので、
リアリティは他の追随を許さないものがあります。
それだけに塗装は気を遣いますが、うまくいったときの満足感は
特に大きいですね。
今回偵察車両を作りましたが、色々楽しめました。
戦車の重装甲とは程遠い車両に乗って弾が飛び交う中に
行って更に帰ってくる戦争の怖さも伝わります。






























































































