モデラー?アーティスト?

モデラー?アーティスト?

プラモデルの制作記録です。主に作ってみての素直な感想を書いてます。元鉄道模型メーカーの社員だったこともあり、少々厳しい目で見てしまうところがありますので、万人向けではありませんのでご了承ください。

似たような考え方で各国はいろいろな車両を作っていますが、

スカウト(強行偵察)は作戦上必要な行動で、

こっそり隠密的に偵察することに対して、

見つかってもいいから探ってくる!

見つかったら何発か弾打ち込んで逃げてくる、という発想です。

今回ドイツの八輪重装甲車と、アメリカのグレイハウンドを同時に作りました。

一応くくりとしてはタイヤで走る、ということにしています。

ドイツ八輪重装甲車はタミヤの古い製品で、

一応リニューアルパーツやデカール替えでアイテムが新しくなっています。

組み立てはアンテナ以外は古さは感じなくて普通に組みあがります。

人形も新しくアフリカ軍団の兵士、将校が付属しています。

今回八輪駆動、八輪ステアリングの構造を簡易的に再現してみました。

と言っても固定されているシャフトを切断して動くようにしてるだけです。

裏返してみないとそんな乱暴なことしてるとは気づかないので、

モデルとしてはこれでOKでしょう。

ディテールは古い製品にもかかわらずシャープかつ的確で、

もっと評価されてもいいのにと感じます。

模型雑誌で作例を読むとさらにエッジを鋭くしている例も多いのですが、

私的にはこの程度で十分だと思って接着剤のはみだしを

やすり掛けする程度にしています。

エッジを出すことをやすり掛けで行うのではなく、

塗装でそれらしく見せています。

全体をダークイエローで塗装した後、

ダークアイアンでエッジ部分を擦った感じにして

ところどころフラットアルミをほんの少しだけドライブラシして剥がれっぽくしています。

タイヤを中心とした泥汚れは

ウェザリング用エナメルを使いタイヤ中心から外に向かって汚しています。

タイヤ近くのフェンダーは前から後ろに向かって

泥が飛び散った感じにドライブラシ、

最後にタミヤのウェザリングマスター(お化粧道具のようなもの)で仕上げで

粉っぽく、つや消しにしています。

現場感を上げるために車体各所にいろんなものを取り付けています。

キットにはリュックや布袋、ジェリカンが付いていますが、

水筒やヘルメットをぶら下げたり、ベルトで止めたシートも付けました。

塗装でやや不確定なのはアンテナ支柱です。

作例では木製ということにして木目が見える棒の様に塗装していますが、

説明書にはそうではない指示になっています。

絶縁を考慮するなら木製でしょうけど、塗装はどうなのかは私は知りません。

 

最後に艶消しスプレーを吹き付けて完成です。

中学生の頃作った時はジャーマングレーで塗装した記憶があります。

ハッチから身を乗り出した乗員がベレー帽だったことに

珍しさを感じていました。

グレイハウンドはタミヤの古い製品がありますが、

今回製作したのは完全リニューアル版です。

古い製品はスタイルそのものにもやや不満の残るものでしたが、

当時の基本スタイルであるモーターライズからくる形状の妥協点だった可能性が高いので、

現行のモデルと比べるのは一概に正しいとは言えないものかもしれません。

ただ、完全ディスプレーモデルとしてリニューアルされたグレイハウンドは

まさに立体資料と言えるもので、素晴らしいものだと感じます。

プレス鋼板で作られた直線的で脆弱そうな車体に

鋳物で作られた砲塔が乗っかった独特なフォルムが

アメリカっぽくて愛嬌ある車両です。

天井が開いた砲塔や、運転席のハッチも開閉選択式なため、

見える範囲はインテリアも簡易ながら再現されています。

こうして見るとハンドルは近いところにあるのがわかります。

また消火器も良く見えてしまうので塗装は丁寧にしました。

砲塔には別売りのアメリカ軍車両搭載パーツセットから

リュックやシート状のものなど取り付けてみました。

砲塔に取り付けるので砲塔のカーブに合わせて曲げてみました。

塗装は車体のオリーブドラブと変化を付けるため

ダークグリーンにしてみました。

車体の塗装はオリーブドラブを吹き付けて基本は終わり。

タイヤ周りは八輪重装甲車と同じで同時に作ることの便利さがわかります。

全体の仕上げも全く同じで、ウェザリングマスターをこすりつけてます。

最近は人形から車両、飛行機、軍艦まで仕上げに使っています。

製品に付属のフィギュアは双眼鏡を覗いているポーズのもの一つですが、

寂しいと思い、アメリカ軍偵察セットの人形を作って

一緒に並べました。

運転席から体を乗り出している人形が特に効果的と感じます。

このセットは最近のタミヤのスタンダードである

3Dスキャンされたデーターを原型とするもので、

リアリティは他の追随を許さないものがあります。

それだけに塗装は気を遣いますが、うまくいったときの満足感は

特に大きいですね。

 

今回偵察車両を作りましたが、色々楽しめました。

戦車の重装甲とは程遠い車両に乗って弾が飛び交う中に

行って更に帰ってくる戦争の怖さも伝わります。

今回製作したのはタミヤ製1等輸送艦、2等輸送艦です。

製品はタミヤらしいバランスの取れた形状で部品も無理なく用意されています。

やや艦首が上がった感じが物足りない気もしますが、

バランスとしては無理のない表現だと感じます。

 

この艦種は戦争のベースともいえる輸送任務に就くもので、

戦前陸軍が輸送力も戦力、と言った割には陸海問わず

ほったらかしにされてきた兵科です。

南方の島々への兵站が崩壊し、将兵の死者が戦死より餓死が上回るに至って

昭和18年から設計が始まり量産体制に入ったとのことです。

どう考えても戦争が始まる前に必要数を揃えてから開戦に突入すべきものなのにと

当時の軍部の戦略性の無さが悔やまれます。

制海権、制空権が奪われてからやっと登場したこともあり、

激しく消耗されて終戦時に残存した数も非常に少なかったようです。

↑写真の一等輸送艦は設計の段階で橘型の駆逐艦を輸送船タイプにしようと始まったようですが、

共通設計はもともとそういうことを念頭に入れて行わないとできないものです。

当然共通点がない新規設計で誕生したようですが、

艦尾にスロープを付けるなど装備には工夫が施され、

使い勝手は良かったという声も聞かれます。

スロープにはローラーが付いたレールがあり、

荷物満載の大発がスムーズに海面に発信できるようになっています。

終戦時に生き残った者は賠償艦になったり、

得意なケースとして捕鯨船母艦になったものもいます。

艦尾のスロープが鯨を引き上げるのに便利だったようです。

人間魚雷「回天」を発進させることに使われなかったことがせめてもの救いです。

 

製品では特殊潜航艇を搭載もできるようにパーツも入っていますが、

当然これは使わず大発に荷物を積んでおきました。

鉄道模型の貨物列車のようで楽しいです。

実際はシートをかぶせて何が積んであるか見にくいでしょうけど、

モデルなので荷物丸出しで見せています。

 

組み立ては難しいところもなく、パーツの合いも良好です。

武装は高角砲や機銃が輸送艦にしては多く載っています。

別売りパーツは使わず付属のパーツをブラッシュアップして使いました。

塗粧は呉工廠グレーです。気持ち汚しを入れて完成です。

 

二等輸送艦は大きな上陸用舟艇な感じです。

艦首のランプが開いて戦車などもそこから出てきます。

ただこのスタイルは凌波性が弱くハッチが流されてしまう事故もあったようです。

キットは丁寧にこの部分を再現していて、開閉を選んで作るようになっています。

搭載している戦車もフロートの付いた95式軽戦車、97式中戦車で

この船に対してけっこう荷が重そうですが、

勇ましい感じです。

一等、二等輸送艦ともに全体のフォルムは良いのですが、

艦底板の合いだけはすっきりと行ってなくて、

ややずれた感じです。ここは唯一の修正点です。

塗粧は佐世保工廠グレーにして一等輸送艦と色調を変えました。

 

どちらの船もマイナーでタミヤが製品化するまでは知らない人も多かったと思うのですが、

これからもこういった日の当たらないものを製品化してほしいところです。

 

今回アクセサリーとしてピットロード社の海軍基地のキットを作りました。

セットにはレンガ作りのしっかりした建物とクレーン船、岸壁が入っています。

超絶ディテールとは対極にありそうなんですが、アクセサリーパーツとしてすごく良くできていて、

今後もジオラマ風写真を撮るときに登場することになりそうです。

航空自衛隊の代表的なジェット練習機、T2、T4を作りました。

ハセガワ製のやや古い製品ですが、

プロポーションも良く、お手軽に手に入るお勧めな製品です。

T2は国産初の超音速ジェット練習機で、

世界でも唯一、機銃を搭載していることも特徴です。

製品は支援戦闘機F1と共通パーツがほとんどなので、

メーカーとしては同時進行で製品化されたと思われます。

ただ、F1のキットに付属していた乗降梯子のパーツが無いので、

やや寂しいけど、パーツ割の都合もあってのことで仕方がないでしょう。

練習機で乗員が2人なので梯子も二つ必要となれば理解できます。

制作にあたり特に難しい点は無かったのですが、

ややパーツの合いが悪いところもあり、

隙間が空いた箇所の処理は丁寧にする必要はありました。

改良を希望するとしたら乗員の人形がややお粗末な出来で、

別売りの人形を載せるのが解決策でしょうか。

今回は載せませんでした。

デカールは細かいところまで表現していますが、

歩行禁止ラインなどの細いものは慣れていないとピタリ的確な位置に貼るのは難しいので、

短く切ってつなぐと貼りやすくなります。私もそうしています。

あと部隊マークもついていますが、部隊番号だけでなく、

その舞台がどの基地に展開しているのかも記載されているとありがたいです。

飛行中のT2イメージの写真も撮りました。

空撮写真をプリントアウトしてその上に綿を適宜敷いて

モデルを置きました。

Photoshopで背景に映った影を消したり、

綿をぼかしたりして雰囲気を上げる修正をしました。

T4はいま最もポピュラーな練習機で、

T2に続き、ブルーインパルスの機体にもなっています。

かなり小型な機体になり運動性も高そうです。

偶然ですが各国の練習機はそのシルエットがかなり似ています。

任務の都合上性能に機体を合わせるとこうなる、と言った好例なのでしょう。

製品はT2より後発なだけあって、よりシャープな表現もなされています。

パーツの合いも問題になるようなところはほぼなく、

製品の質が向上していると言えます。

 

T2、T4共通で塗装はエアクラフトグレーを主に使い、

パステルで汚れの表現をごく軽くつけました。

増槽タンクは意識して機体と色を変えて別パーツ感を強くしました。

色は名灰白色を使っています。

この角度から見ると不思議とほっそりと見えます。

T2に続き飛行中のイメージ写真です。

パッケージイラストを意識しました。

Photoshopを使って機体を切り抜き

機体番号を変えて編隊飛行中の写真も作ってみました。

 

練習機のモデルは航空自衛隊以外はあまり製品化されていない、

もしくは輸入されていないようです。

各国の練習機を並べてみてみたいと感じます。

今回の作品はタミヤ製シムカ。

シトロエンを製品化した勢いで世に出しのかなと思うほど、

製品化の理由がわからないものですが、

でもこういった製品は大歓迎です。

ある意味プラモデルの原点だし、タミヤにとっても

お得意のジャンルなのかもって感じます。

華々しい戦車の陰になりがちでも

タミヤはBMW750オートバイや

キューベルワーゲン、自転車のセットなどを製品化して好評です。

この調子でタミヤさんにはBMWイセッタを製品化してほしいところです。

 

前回のUPから時間がたっていないのは、

ミゼットと同時製作したからでした。

ここに同スケールでBMWイセッタ、スバル360

が並ぶとどれだけ楽しい絵になったでしょう。

 

製品は非常に作りやすい構成でコンパクトにまとまりながらも

大事な部分の表現に手抜きはなく、人形の出来も抜群です。

オープントップなので室内も見えて楽しい雰囲気が出ています。

畳まれたキャンバスの取り付けにややきっちり行きにくいと感じましたが、

このパーツは適当に付けても布の適当さにつながって良い?感じです。

 

塗装はダークイエロー単色ですが、ボディの地面に近いところは泥汚れ風にしてみました。

深い緑や紺などに塗って民間仕様にするのも良さそうです。

その際はドライバーは民間人にしないといけませんね。

 

この車種は見るからにクラシックカーではありますが、

デザイン的に、また小回りの利きそうなサイズ感など、

今走っていてもおしゃれな感じです。

タミヤからはシトロエンも出ているのでそのうち作ってみたいです。

 

今回の作品は三輪のトラックです。

私がこどもの頃はまだ少ないとはいえ見ることが出来ましたが、

あっという間に消えてしまいました。

しかし原付バイクに三輪が復活したり

今は前輪が二つ、後輪が一つが増えてきてるような気がします。

タイヤを一つ節約できるのも小さいけど利点の一つです。

 

今回の作品はどちらも旧エルエス社製の1/32オーナーズクラブのシリーズです。

以前はゼンマイ動力で走るようになっていたと思います。

古い製品なので、今どきのスペックを望むのは間違っていますが、

すごく良くできています。

古いプラモデルならではの合いの悪いところも少しづつ修正して塗装も丁寧にして

完成させました。人形も一緒に作ればよかったです。

 

左はマツダの三輪トラック、右はダイハツミゼットです。

プロポーションは確かにこんな感じだった、っていう説得力があります。

細かく観ると違ってるところもあるのでしょうけど、

現物がもう走っていないので、

あらさがしのようなことは全く意味がありません。

ゼロ戦や戦艦大和も同じですね。

 

思ったより長い車体で、荷台も広く、

思った以上にたくさん積めそうです。

昔観た三輪トラックは日通のトラックだったので、

引っ越し荷物を運んでいたのかもしれないですね。

そういう荷物も作って乗せてみたいです。

 

これも背景を組み合わせてみました。

レトロすぎる街並みに入り込んできたトラックです。

 

ミゼットは新旧あって、古い方は今の三輪自転車の運転席に屋根を付けた感じ。

新しい方は小さい三輪トラックとした完成形になってます。

改めて見ると東南アジアのトゥクトゥクみたいですね。

キットとしてはやや組み立てがすっきりしないぐらいの合いの悪いところもあります。

何とか頑張ってやすって瞬間接着剤も使って形にしています。

デカールは何屋さんか不明なのでマークも不明なものを探してきて貼りました。

こちらもレトロな街並みの背景に載せました。

彩度も落として古い写真風に。

 

作ってみて楽しく、塗装も自由なので、

こういう気軽なプラモデルはたくさん残してほしいです。

 

 

 

今回製作したのは海上自衛隊最新鋭ステルス艦もがみ型です。

海上自衛隊の戦闘艦はDD、DE、DDH、DDGと

DD(駆逐艦、護衛艦)が基本ですが、

今回艦隊に加わったもがみ型からはFFMを使うようになりました。

FFですからフリゲート、ということになりますが、

Mは機雷のマインのMということになります。

細かく観るとFFMと新FFMのようですが、

素人目には外観からはなかなか見分けがつきません。

今回は一番艦である「もがみ」なのでFFMでよさそうです。

 

キットはタミヤ製で、組み立てやすく、説明書も

組み立ての順番を細かく指示するなど

タミヤらしさが表れています。

 

実艦のステルス艦ならではののっぺりした外観を素直に再現しているので、

模型としても見栄えは正直あまり良くないものです。

これって軍艦??ですよね。

そういう意味でもこういう軍艦が今後の主流なのだという

立体資料としての価値はすごく高いと言えます。

 

ヘリコプターを搭載するほどですから

ある程度の大きさはあるはずですが写真からはそれが感じ取れないです。

キットのモールドもステルス性を考慮して

あっさりした感じが良く出ています。

いつもは手すり等に活躍するエッチングパーツも一切使いませんでした。

信号索に伸ばしランナーを使いましたが、

アンテナ等はキットのパーツのままです。タミヤ製の繊細さが光りますね。

塗装はタミヤアクリルの軍艦色に少し白を入れて空気感を出し、

ほんの少しウェザリングカラーで汚して全体の塗装は終了。

レドームは敢えてめりはりを付けるために白、

艦橋の窓は黒を墨入れしました。

他のモールドへの墨入れはダークグレイにしています。

錆表現はしませんでした。まだ最新艦ですから。

 

出来上がったものを観ると確かにのっぺりして

軍艦の武骨さや艨艟さはないけれど

能ある鷹は爪隠す、の言葉通りなのかもしれない姿を見てとれます。

以前ならアイランド型の艦橋の無い空母は人気がなかったのと同様に

あまり売れない商品となっていたかもしれないけど、

今は近未来型のプロポーションは人気が高く、

店頭でも売れ筋の商品のようです。

モデラ―のニーズは完成も変わってきているので、

メーカーもリサーチが大変です。

 

併せて海上自衛隊のタグボートも作りました。

親指の爪ほどの小ささですが

その細密感と存在感は只者ではない印象です。

レジンキットではなくインジェクションモデルですから

ある程度の売れ行きも期待してのメーカーの強気な姿勢が感じられて

こういったモデルがもっと増えると楽しいなと感じました。

港のジオラマにはぜひ必要ですし、

ジオラマでなくても展示の際に大型艦の横にあることで双方にいい引き立て効果をもたらしますね。

 

組み立ては小ささに比例して難度も上がっていますが、

普通にプラモデルなので接着剤も特殊なものはいらず

塗装もパーツごとに塗って貼り付けるだけでOKです。

ウォーターラインシリーズにもタグボートセットがありますから

大事な軍艦のアクセサリーですね。

 

塗装はタミヤアクリルの軍艦色を基本に

緩衝物のタイヤと煙突先端はタイヤブラック

放水器や浮き輪は赤を塗りました。

窓の黒で墨入れしました。

新しくオープンした新橋にあるタミヤのショールームの向かいにある

タミヤキットのパーツ専門店で買った新しいハノマーク兵員輸送車のフィギュアです。

内容的にはドイツアタックチームの別ランナーのような出来です。

 

以前作ったアタックチームでは迷彩の表現がうまくいかず

自分のスキルの低さにがっかりしたのですが、

今回いろいろ試してみることにしました。

まずいい筆を買うこと、それと以前買っていた

新撰組製迷彩デカールを使うこと。

 

いい筆を買っても腕が伴っていなければだめなんですが、

でもいい筆を使うことで少しスキルも上がったような気がします。

デカールはまずはヘルメットに使ってみました。

 

タミヤ製のフィギュアは昨今の3Dスキャンでなくとも

いい具合のディテールとポージングがかっこいいです。

この兵士は前かがみでありながら視線はまっすぐ前を向いて

突撃時の緊張感も伝わります。

このフィギュアは本来兵員輸送車から飛び降りてる途中のポーズなんですが、

車体を掴んでいる手にはパンツァーファウストを握らせ、

重くとも全力疾走中のポーズにしました。

けっこうそれらしく見えます。

車内から部下に「行け―!!」って怒鳴ってそうな小隊長ですが

一時期のタミヤにありがちな顎が長くて不細工な顔です。

アタックチームにも二人そんな顔の兵がいましたが、

その時は顎を削って美容整形?をしましたが今回はそのままです。

ドライバーは突撃している兵に比べて間の抜けたポーズで

緊張感が全くありません。

帽子が釣り合っていない大きさなのですが、

これは買ってきたフィギュアのランナーには武装や装備品が付いていなくて、

全てほかの余剰パーツから調達しました。

 

今回の目的でもあった迷彩の塗装ですが、

流石に高い細筆を使った甲斐があって、

エンドウ豆パターンの斑点を小さく形よく描くことが出来ました。

まだまだ大きいのですが、手に取ってみても実はこれぐらいが適度な大きさに見えます。

スケール通りでは迷彩のパターンが小さくなりすぎて迷彩服に見えないのです。

 

まぁ、スキルはまだまだとは言えますが、

一応のレベルには届いていると自己満足しています。

 

あと迷彩のデカールですが、

やや扱いにくく、形になじみにくいものになっています。

そこでデカールの軟化剤を使ったりしましたが、

それでもなじみにくかったので、デカールとの根競べではないですが、

デカールを軟化剤にドブ漬け?にしてふにゃふにゃにしてから

貼りたいところに載せて綿棒で押さえつけました。

あまりお勧めな技法ではないかもしれませんが、

それしか方法がありませんでした。

ここはメーカーに一層の向上を期待したいところです。

日付を見てかなりあいてることにびっくりしましたが、

着くってばかりで写真を撮ったりすることをほったらかしにしてました。

そのせいでUPが出来てませんでした。

 

今回はMMの原点にして、私自身も何度作ったかと思うくらいの

タミヤのサイドカーです。

サイドカーと言っても数年前にリニューアルされた新製品で、

そこここに良くなった点がちりばめられています。

 

今までのサイドカーはBMWでしたが今回の製品は

ツェンダップ社のようです。

BMWの方もリニューアルしていただけると楽しいのですが。

 

キットはタミヤスタンダードで強度と作りやすさを両立されていて

困った点は見受けられません。

今回のポイントとしてはフィギュアの服装がコートを着ていないことかもしれません。

あと側車に乗っている兵が銃を持たずただ乗ってるだけになっています。

すごく一般的な形態を再現していると言え、

色々いかつくしたい人にはベースとして使ってください、ということでしょうか。

以前の製品と違う点で何が入ってるのかわからないカバン?の取り付け位置が

側車とバイクの間になってることですが、これは正解なのか省略なのか

私の知識ではわかりませんが、なんか物足りない気もします。

フィギュアの出来は他を寄せ付けない絶品で、

皴が自然でかつ深く表現されています。

頭も小さくなって自然な8頭身イケメンです。

タミヤアクリルで塗ってウェザリングパステルで陰影を付けました。

襟章、肩章はデカールです。

立ち姿の無帽の兵もかっこよくて好きです♪

標識はそのままでは綺麗すぎてなじまないのでドロドロに汚しました。

 

この製品は単体でも、たくさん作ってジオラマの主役級の役者としても活躍しそうです。

 

タミヤのこういった小さなソフトスキン車両は、

車に全く妙味がなかった私にとって

いろいろ知識をくれた素晴らしい立体的資料と言えます。

プラモデルを作ることで実物の知識に詳しくなれたのは、

モデルの出来が良く、説明書の解説も読んで面白く、

ジオラマを作って並べてその車両の使い方までもが楽しみながら分かったことなど、

実は教育的にも必要なものなのかもって感じます。

 

葛城と言えばミサト、という方が多いでしょう。

言わずと知れたエヴァンゲリオンの主人公の一人です。

奈良の山の名前?という人、航空母艦のこと?

とくれば私と同じ匂いのする人、と言えそうです。

 

今回製作したのはアオシマ製航空母艦「葛城」です。

前出のエヴァの葛城ミサトさんの名前、

この航空母艦からとられています。

他の登場人物もアスカ・ラングレーはアメリカの航空母艦ラングレーから。

監督・庵野秀明さんの趣味が反映されていますね。

ではこの航空母艦「葛城」どんな艦だったのでしょう?

幸か不幸か戦争中は全く活躍しなかった軍艦です。

しかし戦後復員輸送でその輸送スペースの大きさがどれほど有効であったかは

軍艦ファンの間でもあまり触れない部分です。

また解体されその資材が戦後復興にどれだけ役に立ったのかを考えると、

その活躍度は多くの人を道ずれに海の底に沈んだ戦艦大和よりも

もっと評価されてもいい軍艦かもしれません。

ただ、活躍の見通しもないのにとにかく作れ、と中途半端になったことは

当時の海軍の先見性の無さと言わざるを得ません。

今回製作した葛城はアオシマのリニューアル版で、

組み立てやすく決定版になりえた感があります。

以前にも初代葛城を作ったことがありますが、

葛城のキット、というより雲竜型の空母に申し訳程度のパーツが付属していて、

説明書もお粗末なもの、素材としか言いようがないものでしたが、

それでも同型艦との違いを出すべく努力はしていたように感じます。

今回は丁寧にリニューアル版を作っていくことを心がけました。

丁寧に作るということは製品のパーツも丁寧に処理するということでもあるので、

別売りのスーパーディテールのものと交換するということではありません。

25mm三連装機銃も付属のWLパーツをブラッシュアップして使いました。

まったく今の目で見ても問題はないと思われます。

また、エッチングパーツに交換する代表的なものとして、

4本ある通信用マストがありますが、

トラス表現としてエッチングパーツは素晴らしいけど、

強度としてふさわしいかという疑問もあります。

今回は製品のパーツを使っていますが、起倒可能にギミックとして改造しました。

以前作った葛城は原形をとどめないほど魔改造してしまったので、

起倒式マストもハンドルを回して動くように工作したのですが、

それは次回作でまたチャレンジしたいところです。

どうしてもマストって倒れる時にサンダーバードのテーマ曲を口ずさんでしまいます。

マストがサンダーバード発進口のヤシの木に見えてしまって・・

航空母艦はマストを倒すと本当にぺっちゃんこな船ですね。

アメリカ海軍のラングレーなどは「平らな鉄」のあだ名があったらしいです。

 

搭載機はきっと付属のものだけでなく、今まで作ったものの搭載機などもかき集めて

攻撃的なラインナップと数を並べてみました。

艦戦はゼロ戦52型、戦爆撃機として烈風改、艦爆は彗星12型と流星改、雷装の天山22型です。

たくさん並べると壮観ですね。

エレベーターは格納庫からの戦闘機を飛行甲板に運搬中です。

塗粧はガンダムカラーよりザクグリーンとザクライトグリーンです。

そもそもザクの色ってこの海軍の迷彩をもとにしてるらしいので、

どっちもどっちです。使いやすい方を使えばいいと思います。

甲板は迷彩をどうしようかと思いましたが、

制作の設定が葛城が重要な作戦に航空戦力を満載して、というIFなので、

アメリカ軍と同じく単色で、ただ日本海軍らしく緑にしました。

迷彩の効果を台無しにする艦尾の紅白標識ですが、

日本海軍らしいので大きくデカールを貼りました。

ここより先に飛行機を並べないで、という白線は必要な部分にだけ

破線でデカールを貼っています。

 

完成した葛城は飛龍型の図面をそのまま使ったらしい

中型空母のプロポーションが良く再現されています。

この規模の空母がアメリカ軍のせめて1/3程の数を作る国力があったら

護衛空母、対潜空母として活躍をし戦果も上げていったかもしれません。

おまけの比較ですが

海上自衛隊いずも型「かが」と並べると

飛行甲板の高さ、幅などすごく小さいことがわかります。

もし日本海軍の人たちが見たら世界を征服できるのでは?と思ったかもしれませんね。

 

 

 

今でも迷彩服と言えば、

まだらに細かい斑点模様が主流になっています。

陸上自衛隊やドイツ陸軍など、

植生に溶け込めるようになっていますが、

そのルーツは第二次大戦中のドイツ武装親衛隊にありそうです。

 

今回製作したのはタミヤ製のドイツアタックチームです。

発売された当時からずっとほしかったけど、

その迷彩を塗装で再現することは無理と

ついつい伸ばした手も引っ込めていました。

いまそれが出来るようになった、とは言えないけど、

チャレンジする意味もあってついに制作しました。

 

発売当時、そのポージングに惚れ込んで

作りたいっていつも考えていました。

ただ、今の目で観るとややデッサンが甘い部分や、

武装をしっかり握られない手など

今は気になる部分です。

この時期のドイツ軍のフィギュアの傾向として

妙に顎が発達?していて三日月顔になっています。

そこも修正しながら制作しました。

小隊長は少し首を後ろに回しているのがかっこいいです。

左腕の角度など何してるときなのか意味不明です。

片膝姿勢で射撃中の兵士ですが

片目はちゃんと閉じているのはさすがです。

片手にパンツァーファウストを持った兵士ですが、

このセットでいちばん出来がいい感じです。

すごく普通なポーズなんだけど、

ドイツ軍突撃セット以来の定番ポーズですね。

機関銃の衝撃もあって少し後ろに反った感じにリアリティーがあります。

この機関銃は特に衝撃がすごそうで、

銃撃音もバババババ、ではなくドンドンドンドンドンってなりそう。

映画でシュワちゃんが両方の手に一丁づつこの機銃を持って撃ってましたが、

それは無理なんじゃないかと思いますが実際は衝撃はどうなんでしょう?

商品名はアタックチーム、ですが、

これらのフィギュアの兵科は「装甲擲弾兵(そうこうてきだんへい)」です。

とするとこの人がまさに擲弾兵です。

そもそも擲弾と言うのは戦争が始まったその瞬間に石を投げることらしいです。

日本でも戦国時代は大事な兵たちで、

名人になると確実に戦果を挙げていたそうです。

このフィギュアは顔に問題があり、先程書いた三日月顔でした。

なので顎を紙やすりで削って落ち着かせました。

 

全体に共通の工作は、

銃に細く切った紙でストラップにしたこと、

ヘルメットの顎ひもも同様に付けたこと、

装備などが体にぴったり付いてほしいので

身体を削った部分もあります。

 

塗装は斑点をやや大きめに描いてみました。

こうして写真に撮ると大きすぎたようですが、

肉眼で観るとこれぐらいが迷彩らしく見えます。

ただ、そもそもエンドウ豆パターンに見えてるかと言われると

まだまだ修行が必要です。

ヘルメットはフィールドグレイにほんの少し(数滴)だけ、

履帯用のメタリックグレイを入れました。

 

前回作ったパンサー戦車と並べてみました。

戦車と人形はやはりセットな感じがしますね。

隠れていた茂みから戦車と一緒に一斉に突撃している情景になります。

モノクロで観ると

迷彩の効果が良くわかるのですが、

明度が戦車になじんで、一体化しています。

遠目に観ると戦車の周りに擲弾兵がいるのかどうかわからなくなる効果があると思われます。

 

いまは3D スキャンでフィギュアの原型が作られていることもあり、

今会期になったような点はすべて解消しているのが驚きですが、

頑張って製品化された昔のフィギュアも

いま改めて作ると楽しいです。