富山県の黒部ダムから、トロッコ電車のある欅平まで歩く、非常に危険な登山道です。
ロッジくろよんから、途中の阿曽原温泉まで、標準コースタイムで言えば、8時間20分のコースです。
阿曽原温泉から、欅平まで、4時間30分の標準コースタイムです。
標準コースタイムは、休憩時間を含んでいませんの、これに休憩時間を入れた予定を計画してください。
阿曽原温泉ー欅平までの、標準コースタイムは少し短めです。疲れた足には、プラス1~2時間余計に見ておいてください。6時間前後かかると見ておいてください。

写真は、阿曽原温泉ー欅平の紅葉の写真です。人がちっぽけに見える大きさなのですが、落ちたら、200m下の川まで行きますので、死にます。
実は、このルートのコツは、十字峡に12時に確実についている予定を立てる事です。
十字峡ー阿曽原温泉は、3時間20分かかりますので、そうすると、十字峡でご飯を食べて、13時に出発して、16時20分到着と、最低限の限界時間です。これ以上遅くなると、暗くなるので危険です!
私の場合は、発13時、着15時50分、休憩20分なので、2時間30分ですね。
阿曽原の受付おねーちゃん、もうちょっと勉強しないといけないね。早出して時間かけてるのと、時間かかって遅く到着するのでは、天と地の違い!十字峡の通過時間聞いて判断するといい。
2016年10月末に行ってきましたが、いやーハプニング
前日は、テント泊で時間を多くとっての出発です。まあ写真撮影が目的ですから、ゆっくり時間をかけてです。
途中で、朝早く出た団体さんの中の人が、リタイヤされて戻ってこられていましたが、言葉を交わしましたが、この勇気ある決断に賞賛を送りたいですね!無理していくより、勇気ある撤退!拍手物です。
下の黒部川まで100m以上あるような崖道の、安全地帯で休憩してると、私の近くに来た女性が滑落していきました。(;一_一)
木道を「トン・トン」と歩く音がして、その直後「ガラガラガラ~」と、岩と一緒に滑り落ちる音が!!!
あぁ~血だらけの遺体を見なきゃいけないのか・・・と思いながら、ゆっくり立ち上がって下をのぞきこむと、15mほど下で女性が引っかかっているじゃないですか!?
即座に
「大丈夫ですか!」「大丈夫ですか!」
もっと大きな声で、
「大丈夫ですか!」
「大丈夫ですか!」
「大丈夫ですか!」
「大丈夫ですか!」
そのうち、後方からほかの登山者が2名追いついてきて、3人で一緒に、
「大丈夫ですか!」
「大丈夫ですか!」
「大丈夫ですか!」
「大丈夫ですか!」
「大丈夫ですか!」
やっと女性が気が付いたのか、「大丈夫です」と、小さい声で聞こえました・・・
本人も、引っかかった先の崖を覗きこんだりと、自分がそこに落ちたら・・と思ったのでしょうね・・・
その後、別ルートで元の登山道に登ってこられたのを確認しましたが、明らかにものすごい緊張とショックで、声かけた人たちに無言でしたね。口を開くことも出来なかったんでしょうね。その気持ちわかります。
でも、無事でよかった。
無事の確認をして行程をつづけましたが、ちゃんと帰宅できたのでしょうか・・・
さて、十字峡でご飯休憩してると、そこをそのまま通り過ぎようとする方が結構いました。
私は何度も来てるので、十字峡見に行かないんですか?
十字峡の展望台はあちらですよ~と声をかけていました。
あそこ、行かないと後悔しますが、わかりにくいんですよね~~
ポイントは、休憩できる小さな林と、背中から吹く風と、水の轟音と、短いつり橋!
阿曽原温泉では、温泉に入ると思いますが、奥の方にシートがかぶせてるところは、温泉の熱気が立ち込めていて、完全なサウナ状態です。それもお楽しみくださいね!
阿曽原温泉ー欅平
ここからが、最も高さ(200m位)のある断崖のルートに突入します。
休憩としては、出発して2時間ほどで着く水場の滝と、下り前の鉄塔の広場です。
朝は晴れていたのですが、途中から雨!
豪雪地帯なので、雨も降りだすと大変なので、雨具着用してくださいね!
欅平の急な登りはくだりもきつい。今年はしっかり整備されていましたが、昔は土から滑り落ちるような状態だったので、だいぶん楽になりました。それでも初めての人は、この坂すごかったという感想でしたよ。
それにしても、人の生死の分かれ目の瞬間に立ち会うとは、非常に思い出に残る登山でした。