トランスフォーマー
「アルマゲドン」のマイケル・ベイ監督と、「宇宙戦争」のスティブン・スピルバーグ監督の製作総指揮の下で、未知なる地球外生命体と人間との攻防を描いたSFアクショ ン超大作。あたらしい、、あらゆるテクノロジー機器にトランスフォーム(変身)する能力を持つ“金属生命体”の暴走により、地球に人類存亡の危機が訪れる。世界屈指のクリエイターメンバーを集結させ、新しいコンピューターグラフィックの下で、前人未到の壮大な映画世界を作り上げる。主演は「コンスタンティン」出演のシャイア・ラブーフと、「彼女は夢見るドラマ・クイーン」出演のミーガン・フォックスが危機迫る迫力の中で演技をする。
2003年、火星にビークル2号探知機を打ち上げるが、火星に到着後NASAとの交信が途絶えてしまう。その後、アメリカ、パリ、東京、さらにはアメリカ大統領の乗るエアフォース・ワンの機内など、世界中の至るところで同時期に奇妙な現象が起きる。人間たちは、それが地球上のあらゆるテクノロジーをスキャンする知能を持つ“金属生命体”のしわざだとは知らず……。 (シネマトゥデイ)
トランスフォーマーは「M:I:III」「スパイダーマン」を手がけた、世界最高峰のVFX工房ILMの下で、素晴らしいクリエイターらが集結し、観客が想像する以上の大アトラクションを作成する。特に、車、戦闘機などの乗り物からロボットに変形する動きは、とてもスムーズな流れと共に変化し、映像の世界でなく、実際に生きているかの様な迫力のある動きである。それは今までに製作された作品の中でも、グラフィック技術はずば抜けて優れている。また、高層ビルが立ち並ぶ場面でのアクションシーンは、高度なグラフィック技術が使われ、建造物の破壊、迫力ある爆発シーンがスムーズな流れと共に組み合わさっている。
しかし、コンピューターグラフィックに力を入れすぎの理由からか、ストリーの内容はいまいちである。ありきたりな、戦闘シーンとラブシーンが「トランスフォーマー」の本来ある映画としての深さを損なっている。映画の前半のストーリーはそれなりの深みのある中身であったが、しかし、後半の戦闘シーンでは、ロボット同士の戦闘シーンの中で、逃げ惑う主人公、そして、その戦闘の加戦するアメリカの特殊部隊は、非現実的であり、また、人間がロボットを倒そうとするシーンは空想すぎる一面もある。それは、映画評論の中ではマイナスな一面である。
映画エンターテイメントの中で、「トランスフォーマー」は成功した作品である。家族向け、カップル向けには最高の作品ではないだろうか。しかし、本当に純粋に映画の内容を求めいる人にとって、満足のできる作品でないのは確かだ。グラフィック技術と、ストリーの内容がマッチすれば素晴らしい作品となるであろう。

