久々に小説を読みました。


「王国の崩壊」(高杉良著)

分野としては経済小説というのでしょうか。この分野の小説は初めて読みましたが、結構面白いです。

話の内容は、1982年に発生した「三越事件」をモデルに書かれた小説。


先日、三越の女帝と言われた竹久みちが亡くなったとのニュースを見て、興味がわいて買ってみました。


三越事件というのは、三越社長とその愛人による巨額背任と社長への取締役会でのクーデターという実際に発生した事件。あの老舗百貨店の社長岡田茂のワンマン政権、愛人竹久みちの三越における発言力の大きさ、竹久みち関連会社から仕入れと不良在庫、公正取引委員会からの排除勧告、三越の古代ペルシャ秘宝展の贋作騒動・・・そして、取締役会での一番の腹心からの緊急動議による代表取締役解任。


あの老舗百貨店にこんなことがあったなんて・・・とびっくりしてしまいました。

今の時代に起こってもおかしくない事件でもありますね。


そんな三越事件をモデルにした内容で引き込まれてしまいました。

おすすめですよ。


masa