ユンホさん、とても美味しそうに食べている。突然、僕の瞳の中を見つめたのでドギマギしたけど、何とか顔面を取り繕った。自然な笑顔ができたかな?
  






「シフォンケーキ美味しいですか?」恥ずかしいから話題は、とりあえず食べ物のことだ。
  するとユンホさんは、手を止めて、漆黒のアーモンドアイが大きく見開かれた。
  「シム先生、食べたことないんですか?!」
  僕がないことを告げると、ユンホさんは、使っていないコーヒースプーンをシフォンケーキの崩されていない美味しそうなところに刺してすくった。

  「シム先生、ここは未開のところだから」唐突にケーキがこんもりのったスプーンがこちらに来る!
「はい、あーんして!」
  あ、だめだ、耳が熱い。
 「 あ、落ちるから早く、あーん」
 言われるがまま、あーんと、大きく口を開けた。シフォンケーキも近づいてきたけど、ユノさんの顔も近づいてくる!目と目が合う。あうぅぅ  ぅ。
  ぅわぁぁ!恥ずかしくて思わず目をつむってしまった。
  開けた口に入れられたシフォンケーキ。うん、旨い‼
  目をあけて口いっぱいに入れられたシフォンケーキを堪能する。思わず笑みがこぼれてしまう。

  気付くとユノさんが僕を見てる。ニコニコと優しい微笑みを浮かべたユノさん。あぁ、幸せだなぁ。

  「ね!美味しいでしょう‼ここに来たらシフォンケーキを食べずにはいられないんだ。」
  「はじめていただきました。本当に美味しい!いつもがっつり食事するので、スイーツには目がいかなかった。」









    そこに、ユノさんの携帯が鳴る。
  「えっ?」






                                   つづく








  

  すっかり葉桜になり、ずいぶん暖かくなりました。
  どうぞ皆様お元気で♪