奥の院の弘法大師御廟の

手前のエリアで時間を見な

がら少し休憩しましょうか

 

中には長椅子がいくつか

置かれていて休憩所として

使えるありがたい場所です

 

頌徳殿【しょうとくでん】

 

現在は茶所として開放され

ていて参拝中の休憩に利用

できます

頌徳殿の奥には茶釜が置か

れていますが(^o^)これが

また環付の装飾が福助さん

(^o^)凝った造りの大きな

茶釜です

 

よく見るとこの福助さん 

計3つの茶釜があります

こちらから柄杓ですくい紙

コップに入れます

 

コロナ前は普通の湯飲み

だったんですがね~

こちらでは1時間おきに

10分程ですが(^o^)お坊さん

の法話を聞く事ができます

 

短い中に僧侶の温かい思い

が込められ笑いも出たりの

心安らかな時間が過ごせま

した

さて(^o^)ちょうど時間と

なりました

 

御廟へ向かう階段を上がる

と右手に御供所と言う所が

あります


こちらは弘法大師様の食事

を作っている場所です

食事は朝6時と10時30分に

歴代の行法師たちの手に

よって調理され1200年間

一度も欠かされた事ない

重要な儀式の一つです

 

御廟へと向かう参道の最後

の橋が御廟橋です

【今回は沢山の人だらけ

でしたので以前の写真に

なります】

厳かな雰囲気に包まれ(^o^)

ここを越えると聖域中の

聖域に足を踏み入れる事に

なります

 

脱帽して服装を正し一礼

してから渡るのが参拝の

作法になります

 

ここを渡った先は浄土を

表すと言われていて橋の先

からは霊域となってます


【こちらも以前の写真に

なります】

当然橋から先は写真撮影

飲食や喫煙は絶対禁止です

 

御廟橋は36枚の橋板と橋

全体を合わせて37枚と数え

られていて金剛界37尊を

表しています

そして橋板の裏には梵字で

36尊を表しています

光の当たり具合や波が

鎮まってる時には水面に

写る梵字が見えます

奥之院の御廟橋の正面の

突き当たりにあるのが

3間4面構造で檜皮葺の

宝形造の御廟です

 

834年に弘法大師様自らが

現在の地に廟所を定めたと

されています

その翌年3月15日に入定

【にゅうじょう】が近い事

を弟子らに告げ3月21日

午前4時に永遠の瞑想へ

入ったと伝わります

御廟では弘法大師様が

今も尚そこに生き世界

平和と人々の幸福を願い

瞑想を続けていると信じ

られ国内のみならず海外

からも多くの参拝客が訪れ

ています

高野山の行事等は年間を

通じて膨大にあります

入定後から現在まで1200年

もの間(^o^)続けられている

儀式の一つ

 

これは御廟で待つ弘法大師

様に食事を届ける儀式で

1日2回行われています

生身供【しょうじんぐ】

と言い

 

御供所にて調理された食事

は嘗試【あじみ】地蔵様

ここで弘法大師様に届ける

食事を地蔵尊に味見して

いただきます

かつて弘法大師様の食事の

世話をしていた弟子たちが

御厨明神として祀ったの

が始まりとされています

 

先頭には案内人の維那

【ゆいな】と呼ばれる僧侶

が先導し2人の僧が白木の箱

に納めて御廟へと運んで

いきます

御廟橋前で止まり一礼して

渡ります

御廟橋を渡って燈籠堂の中

へ食事をお供えした後には

読経して再び御供所へと

戻ってきます


奥の院につづく