さて行くとしますかぁ~
今回も紀伊半島を縦断し
太平洋側の熊野灘目指して
突っ切ります("⌒∇⌒")
今回も文明の近代街道は
(^o^)使わないですよ~
待ち合わせは23日の昼で
ミッション予定は23日夜に
なるので下道で走ります
今回は行って戻りの少々
無駄走りもありますが
こんな感じで走りました
以前の話の帰りに走った
五條市から十津川を抜けて
熊野本宮大社前を通るルート
一気に串本を目指したい
ですが抹茶の睡眠警告音が
鳴り響きます
紀伊半島南部の山間部は
三重県と和歌山県そして
奈良県とが県境に接してて
古くから熊野詣で栄えて
きました
午前1時30分に到着した
抹茶("⌒∇⌒")
今回の(^○^)お宿はこちら
朝も暑さで目が覚め朝風呂
まで時間もありますし少し
寄り道しましょうか
道の駅 九郞兵衛からも近く
朝風呂へ向かう途中に
あります
紀州鉱山は三重県熊野市
紀和町の鉱山跡で金や銀に
銅 鉛 亜鉛 黄銅鉱 螢石 錫が
採掘されていた鉱山です
この地域は小さな鉱山が
点在していて採鉱は奈良
時代から行われ東大寺の
大仏建立に献上されたとも
伝えられています
現在はコンクリート柱だけ
の古代遺跡のような遺構が
残されていました
廃坑になったトンネルも
今も残っていました
三重県熊野市紀和にも
湯ノ口温泉と入鹿温泉の
2つの温泉があり名勝 瀞峡
に近い入鹿温泉の瀞流荘と
いう旅館から山の向こうに
ある湯治宿の湯ノ口温泉
までの間に炭鉱に使われて
いたトロッコ列車が運転
されています
瀞流荘の裏手には真新しい
瀞流荘駅というトロッコ
列車用に建てられた駅舎が
あります
湯ノ口温泉へは車でも現地
へ行けますが("⌒∇⌒")
抹茶は迷わずトロッコで
まずは10分間の小さな旅
昭和の風を感じてレトロな
鉱山鉄道と呼ばれる鉱山
トロッコ電車に乗ります
ここは鉱山軌道時代には
小口谷という駅が設けられ
ていた場所です
入鹿温泉瀞流荘へは
トロッコ列車と湯ノ口温泉
入浴券の付いた入湯券が
あります
瀞流荘駅【小口谷】から
湯の口方面を見ると欠円
アーチの隧道が一直線に
続いています
駅のホームは観光用に整備
されていて鉱山軌道には
似つかわしくないモダンな
佇まいです
他の観光地でよく見られる
観光用のトロッコとは
異なります
ここのトロッコは正真正銘
本物の鉱山客車という本格
派でヤマを支えてきた風格
と力強さを感じます
簡素で無骨な佇まいで
車輪は二軸で照明は白熱灯
一灯
客車は木造製で(^o^)かなり
しっかりと整備されている
様に思えますね
端面には補強のために斜材
が渡されているのが面白い
です
車両は小さくホームで点検
する運転士さんを見ても
高さが無いのがわかります
車内の天井は低く身を屈め
ないと頭がつかえてしまい
ます
乗り心地の悪さを少しでも
カバーするためか木製の
椅子には座布団が用意され
ていました
木製の扉はもちろん手動で
引き戸を開けるとガラガラ
と懐かしい雰囲気抜群です
汽笛一声出発すると
ガタンと衝撃がして列車が
動き始めました
ゴーという音が隧道の
向こう側から響き木造の
小さな客車を5両繋いだ
バッテリー車が観光で乗る
人や温泉に行く人を乗せて
います
軸間が短く木造で軽い二軸
客車なので線路の凹凸など
がダイレクトに伝わって
きて良く揺れます
ガタガタ言ってるのは客車
の小さい窓ガラスです
熊野市紀和町はかつて鉱山
の町として有名で歴史は
古く700年以上も昔から銅
が採掘されていました
その鉱山で実際に使われて
いたトロッコが観光用とし
て復活し約1kmの元鉱山の
トンネルを走る10分間の
小さな旅を楽しめるのです
奈良の大仏建立の際に献上
されたとも言われる歴史を
有していましたが鉱山は
1978年に廃鉱となりました
当時使用されていた鉱山
軌道が残存していた事から
1987年より観光用トロッコ
として試験的に運行を開始
し1989年から通年運行され
るようになりました
線路はほぼ直線で
しかもすぐに隧道に入って
しまい基本的には暗闇の中
を走るので観光用としては
少し物足らなさを感じ
とても楽しい体験となり
ました
終点の湯ノ口温泉駅
ここにはかつて鉱山軌道
時代に湯ノ口駅があり
モダンな雰囲気の瀞流荘駅
とは打って変わって
かつての面影を感じさせる
佇まいです
ホームは川のある谷に
開けたごく僅かな明かり
区間の橋の上に緩やかな
カーブを描いて設けられて
います
さて温泉に行きますかぁ
古くから日本人が自然の
恩恵に浴し大切にしてきた
温泉本来の姿があります
一般の日帰り入浴から長期
滞在の湯治でご利用される
方が自炊施設や宿泊施設も
整っている施設があります
源泉かけ流しの熊野の秘湯
として昔から親しまれて
きました
木でできたバンガロー風の
天然温泉施設です
湯ノ口温泉は南北朝時代の
今から670余年前に後醍醐
天皇が周辺の金山発掘を
手掛けた当時よりこの地に
源泉が湧出し地域住民の
湯治場でもありました
貴重な薬用効果の温泉と
して広く利用され地名も
湯ノ口として今日に至って
います
泉質は
ナトリウム カルシウム塩化
物泉で(^o^)やや白濁した
お湯に加水や加温そして
循環やろ過が一切なしで
入ることができる100%の
源泉かけ流し温泉です
昭和初期には紀州鉱山の
操業に伴い地下資源の開発
と共に湯脈が地底に沈んだ
ものと伝えられています
紀州鉱山が閉山した翌年の
昭和54年10月に金属鉱山
事業団が鉱床調査の為この
地でボーリングを実施中
地下1300m地点より突然
温泉が湧出したため当時
まだ残っていた旧鉱山施設
の中に浴槽を造って温泉を
引き込み地域住民に開放し
ました
これが現在の湯ノ口温泉の
始まりです
湯治という言葉でさえ薄れ
つつある今平成27年3月に
全面リニューアルオープン
しました
熊野杉を利用した木の香り
ただよう温泉棟には内湯
そして露天風呂に立ち湯
などがあります
豊富な湯量と良質な温泉で
源泉かけ流しの熊野の秘湯
として昔から親しまれて
きました
内湯15名ほど入れる
大きめの浴槽になっていま
した
露天風呂は3つ有り少し狭い
感じがしますが寝湯もあり
楽しめます("⌒∇⌒")
加水加温一切なし
毎日湯ぬき
完全清掃を行い翌日の営業
時間までに新しい湯を入れ
ている贅沢な温泉ですね
源泉名は
新湯ノ口温泉
泉質は
ナトリウム カルシウムの
塩化物泉
効能は
神経痛 筋肉痛 関節痛
五十肩 運動麻痺 うちみ
くじき 痔疾 冷え性 疲労回復等
湧出量は1200L/分
泉温45.7℃と豊富な湯量
ですが少し熱めな源泉です
ね
さて帰りもトロッコに
揺られて帰りましょうかぁ
("⌒∇⌒")帰りは一番後ろの
車両に
そんなんで熊野の山の中で
秘湯を楽しんでいた抹茶で
御座いました
さて串本目指して進みま
しょうかぁ~
つづく