皆様、こんにちは。有限会社 三島石装石材の三島正行です。
ご縁をいただいたお客様に感謝の気持ちを込めて石屋だよりをお届けさせていただきます。
お知らせですが、昨年1月にYouTubeをはじめ、
一年になります。(有)三島石装石材をチャンネル登録して頂けたら有難いです。
今月は「牛石と天空」についてです。 参考文献 日本石材工業新聞
昨年の12月21日から22日にかけて、
木星と土星が大接近する天体ショーが見られると話題になりました。
木星と土星の水瓶座での会合は
「グレートコンジャンクション」と呼ばれているようです。
西洋占星術の世界ではビッグニュースらしく、
どうやら「風の時代」がこれから始まるのだと言います。
もちろん、木星と土星は実際には7億3000㎞以上離れており、
大接近というのは、あくまでも地球からの視点です。
また、木星は約12年、土星は約30年の周期で太陽の周りを公転しており、
約20年に一度は接近しているといいます。
とはいえ、肉眼では重なって見えるほどの今回のような大接近は珍しく
1623年以来397年ぶりの出来事になるようです。
太陽系最大の惑星である木星と二番目に大きい土星との
冬至の日の邂逅というものもロマンを感じさせてくれます。
さて東洋的な話に移りますが、今年は丑年です。
牛のように見える巨石が、
古くから「牛石」と呼ばれている事例は各地にあります。
① 群馬県伊勢崎市にある牛石は銅山古墳のすぐ近くにあります。
源義経にまつわる牛石の伝説も残されているようです。
地名も五目牛石という名です。
② 奈良県吉野郡上北山村の大台ケ原山には
牛石ヶ原と呼ばれる場所があります。
役行者が妖怪を封じ込んだ場所とされ、
牛石に触れると祟りがあると言い伝えがあります。
③ 牛石遺跡があるのは山梨県都留市(字名は牛石)です。
縄文時代の土器や配石遺構、環状列石や住居跡などが確認されています。
④ 大阪府枚方市にも牛石があります。
高さ一八〇㎝の自然石です。
戦後まもなく牽牛(けんぎゅう)と結び付けられ、
やがて牽牛石として七夕伝説に彩られることになったようです。
生駒山地から交野市と枚方市を横断して淀川へと流れ込むのは天野川です。
平安時代の歌人在原業平が枚方を訪れた際、
この天野川を七夕伝説なぞらえて
ロマンチックな歌を詠んだことが知られています。
「狩り暮らし たなばたつめに 宿からん 天の川原にわれは来にけり」
天野川には逢合橋がかかっています。
七夕の夜、この橋では、
西(枚方市)の牽牛石と、東(交野市)にある機物(はたもの)神社の織姫が
逢う瀬を楽しむのだと言います。
橋の名といい、神社の名といい、
新たな七夕伝説は生まれるべくして生まれたようにも感じられます。
どうにか牛石と天空の話を繋げてみました。
有限会社 三島石装石材