いつも記事のネタにさせて頂いている普賢寺(光市室積)の境内を、一本の小さな川が流れています。全長わずか200m程の細流ですが、そこを生活の場としている生き物がいます。

 

▲ふげん川

 

 昔は生活排水がそのまま流れ込むドブ川でしたが、随分きれいになりました。

 

▲ボラの稚魚(ハク)

 

 ハクは大きさ3~5㎝のボラの稚魚です。春から夏の時期、沿岸部や川の河口域で群れをつくり、藻やプランクトンを食べ成長していきます。ボラは出世魚で、大きさにより名がオボコ・スバシリ・イナ・ボラ(30~50㎝)・トドと変わっていきます。

 

▲ハク(上の写真から2週間後に撮影)

 

 少し大きく、力強くなりました。

 こんな狭くて浅い川だとカワセミやコサギに狙われるのでは?と心配しますが、それ以上にスズキやメバルなどの肉食魚が怖いのでしょう。

 

▲クロベンケイガニ

 

 河口の泥地に生息します。石垣の隙間や自分で泥に掘った穴に潜み、落ち葉や虫・死んだ魚を食べています。積極的に自ら水中に入ることはありません。

 

 

 

 

▲クロベンケイガニ

 

 人が側を通ると穴に引っ込みますが、じっと待っていると出てきてくれます。

 

▲アカテガニ

 

 クロベンケイガニよりも更に水場から離れたところで生活します。境内裏の駐車場で見つけました。この個体は右のハサミを一度失い再生したようで、左右の大きさが違います。

 

▲境内の外、市道に架かる「ふげんばし」

 

▲橋の向こうには海が広がっています。

 

 

参考文献

斉藤憲治氏著 『くらべてわかる淡水魚』