認知症 | 50歳!何かを始めるのに遅いという事などない!何故なら今が1番若いから☆まさにぃのログ☆

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生まれて半世紀!残りの半世紀を楽しくアグレッシブに綴ります!
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たまーに仕事な感じでゆるーっと更新してみます!

介護施設で利用者さんと話すことがありました。

その利用者さんはアルツハイマー型で
極端に短期記憶が欠けてる症状です。

夕方になるとソワソワして
「さぁ行こうかね」
と15時から17時にかけて
5分おきくらいに外に出ようとします。

[帰宅願望]
女性の認知症の方に多いのですが
夕方になると
子供が帰ってくる
ご主人が帰ってくる
帰ってくる前に家のことを済ませ
ご飯を作る
長年そう言う生活を続けてきて
この時間になるとソワソワしだす

と言った
必死に家族のために頑張ってきた名残が
認知症と言う病気によって
[帰宅願望]という行動をするのです。

あの人の帰宅願望が始まった
と、ある施設では簡単に言ってましたが
それは深ーく染み付いた愛の行動
と僕は思ってます。

で今日はあらためて日中行動を見ていたら
施設にいるから帰りたくなるわけではなく
どこに居てもその時間はソワソワして外に出たがる
のだと思いました。

何故?疑問に思ったら解決しないと気が済まない僕!

あの手この手で質問を投げかけてみました

もちろん相手が傷つかないよう
声のトーン、話すスピード、表情と気を配りながら

基本認知症の方には
さっき言いましたよ
などは愚の骨頂!

本人は完璧に忘れているので
そこを揚げ足取れば傷つき
繰り返し傷つけば
コミニュケーションを取らなくなってしまいます
要は認知症の進行が加速して進むのです。

何気ない言葉で認知症は進むのです。

裏を返せば
思いやる言葉で認知症の進行は抑えられるのです。

でも
同じ話ばかり初めての話として聞き続けるのは
聞く側が根を上げてしまいます。

なので、ある一定の回数で
優しく教えてあげるのも
お互いのストレスの緩和になります。

僕は10回目で教えました。

優しく微笑みかけ
この話は10回目ですよ。
忘れるから気づいてないでしょうが
さっきも言いましたよ。

とても辛い顔しました。

でもね、だから僕がついてるんですよ
覚えてないことは悪いことではないんです。

「私が全部悪いのね」
悲しそうに言います。

ニコリと笑い
誰も悪くない
だから安心して何度でも話してください。

「ありがとう、私はあんたが好きよ」
と笑顔になり

また5分後には
「さぁ行こうかね」とまた逆戻り笑笑

コミニュケーションを絶たない
覚えて欲しいことは
繰り返し伝える

現に顔は覚えてくれてるし
一緒にいる方の名前も覚えてますからね

で、話は戻りますが
何で外に出たがるのか?

昔話を聞きながら
聞いてみた

何で外に出たいの?

「外に出ると道の前を人が通るやろ、通る人に声かけたり声かけられたりしてたの
若い頃は私も見られる顔だったし、好かれてたのよ。だから外で人通りを眺めるのが好きなの」

だよなー
理由はあるよなー
昭和の初め
今みたいに車ばかりではなく
歩く人も皆近所の人は顔見知り
近所どうしがお互い助け合って生きてた時代


めっちゃ愛おしくなりました。

じゃ外で一緒に眺めようか。。。

と、言おうとしたら

さぁ寝ようかねって笑笑

おいおい笑笑