父が亡くなる2日前、私は実習をしていました。
終わってからバスに乗り、帰宅しようとしていたところ。
ふとメールがきていることに気付きました。

送り主は、母。
用件は、なし。
本文は、
「パパが急変した、いそいできて」

またも、目の前が真っ暗になり、
慌ててバスを降り、
走って父の病院まで向かいました。

どの道を通ったか、記憶にありません。

そして、病院につき、病室に入ると、
そこには見知らぬ女性が。

のちに発覚したことですが、
母が医師からの説明を受けている間、
母に内緒で、看護師さんには
職場の同僚と偽り、いつもお見舞いに来ていたそうです。

またも、またも、目の前が真っ暗になる私。

「さきちゃんっていうんだよね?よく話すから聞いてるよ。」
と、親しげに声を掛けられたことが
今でも不快な記憶として残っています。

とりあえず、その女性には帰ってもらい、
父をしっかり見ると、、

黄疸が全身に出て、
両足がパンパンに浮腫み。
お腹にまで水が溜まっていて。

私の19年間見てきた父親とはまるで違っていました。

その瞬間、ドワっと涙が溢れ、
嗚咽の音が大きすぎたせいで、
看護師さんがきてくれ、
泣き止むまで抱きしめ、背中をさすってくれました。

その日、終始涙が止まらない私に
最期に父は
「さきちゃん、大丈夫だよ」と言って
抱きしめてくれました。

これが父との最期の会話です。