石油の輸入がピンチ。

 

 大体輸入/輸出ってのは、自分の国のモノが余ってますから、オタクの国で買ってくれませんか?って話だよね。「奥さんこれ安いよ」とか「こちらの方が便利ですよ」なんて感じでしょ。そのうち輸入する側にも金持ちがいて、他国の贅沢品を欲しいって欲望から。

 

 だから、本当は自分の国で作って買うことができるなら、それに越したことがはないんだけど、いつの間にか輸入品を買うことがデフォルトになっちゃたわけでしょ。自国の食糧生産率がどうたらこうたら。。。自由貿易が正しいとか。翻って貿易の保守主義はよろしくないとか。

 

 でも、それらの価値観はデフォルトになってしまっているから疑問になり難い。その正体は損得を金のレベルで考えているってことでしょう。モノがなくなれば、いくら金積んでも手に入らないのは当たり前すぎる。これ正常化バイアス。

 

 で石油、ナフサが入らない。自分の生活圏で困らなければ、それが問題であると認識することは難しい。政府は問題を先送りする。どうしようもないね。まず「ヤバイ」と思うのは、その物を使う人たちで、企業が「ヤバイ」と認識し始める。TOTOがユニットバスを作れないとアナウンスしたが、その表現である。次々とそんな企業が出てくる。

 

 で、国民レベルではどうなんだろう。僕は透析患者。「ヤバイ」と思っている。しかしだ。日本人は総じて、自分の生活圏での出来事だけがこの世の全てのようなリアリティで生きている。ナフサが入らないと生活ができなくなるというのは、現在の生活圏からは遠いことでリアリティがまだ作られていない。

 

 まあそういう正常化バイアスなんだろう。

 

 これは明らかに日本人の欠点である。社会は生活圏より広く、生活圏を包含している。尚且つ複雑な構造を持っている。そこへの想像力がない。この想像力こそが考えることでもあるのに、「まあ大丈夫だよ」って。

 

 まあ庶民はそうであっても、いわゆるボケていたって、よくはないけどまあどうにかなるんだけど。偉い人、政治家あたりがそうであるなら、「ヤバい✖️2。。。」ってなっていくよね。その偉い人に「ヤバい」って気づかせるのも普通の生活者の役割だという循環構造になっている。

 

 ヤバいよ。